セカンドピアスの安定はいつから?ボディピアスの期間早見表!
ボディピアスを開けてから「ファーストピアスはいつから外してもいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
外したりセカンドピアスに付け替える時期が早すぎると、ピアスホールの調子が悪くなってしまいます。
皮膚がどういう状態になったら外していいのかの判断目安をお話していきます。
※ピアスホールが安定する期間は個人差が出る為あくまで目安です!状態によってはそれ以上の時間を要する場合もあることを念頭にご覧くださいませ。
セカンドピアスとは?
セカンドピアスとは、ピアスを開けて最初につけっぱなしにするファーストピアスが次のステップに入ったら付け替え出来るピアスのことです。
- ファーストピアスには、開けたてのデリケートな状態のピアスホールが塞がらないようにする役割
- セカンドピアスには、更にピアスホールをしっかり育てて安定から完成に導く役割
着けっぱなしにするピアスにはそれぞれこのような意味があります。
ピアッサーにセットされているようなファーストピアスは、条件がクリアすればセカンドピアスに替えた方がよいです。
ニードルで体の部位に開ける際に使用するファーストピアスは長期間着けっぱなしが可能な形状の為、そのままつけっぱなしにする人も居ます。
ファーストピアスをつけっぱなしにするのは何故?
ファーストピアスをつけっぱなしにするのはホール内にしっかり皮膚を作り育てることが目的!
開けたてのピアスホールは体が傷口と判断し、組織を治癒して塞ごうとするため、すぐに外してしまうとくっついて穴が閉じてしまいます。
ピアスを外した数時間後に、ピアスホールが小さくなっていて入らなくなった!なんて体験談をよく耳にしますよね。
不用意なファーストピアスの着け外しは、安静にしなくてはいけない期間がどんどん延びてしまう原因になるので、多くの人が体験した失敗を繰り返さないためにも控えましょう。
セカンドピアスもしばらくつけっぱなしの方がいい?
ファーストピアスを外せると同時にピアスホールが完成したわけではなく、交換したセカンドピアスもさらに一定期間つけっぱなしにしておく必要があります。
しっかり皮が完成するまで出来るだけ着け外しは控え、暫くつけっぱなしにできるピアスを選んでいきましょう。
セカンドピアスはどう選んだらいい?太さや長さ・サイズ
セカンドピアスのゲージ・内径とは?
ゲージとは耳の穴に通す軸の太さ、内径とは軸の長さのことです。
シャフトの長さは余裕をもって皮膚の厚み+2mm程度の長さが良いとされています。
ピアッサーで開けた人は、セットされていたものと同じゲージ(太さ)・内径(シャフトの長さ)を選ぶと良いですよ。
セカンドピアスはファーストピアスとサイズや形状を変えてもいい?
セカンドピアス期間も、基本的にはシンプルな形状を選びます。
先ほどファーストピアスと同じものを選んでよいと記しましたが、腫れやトラブルが無くシャフトの長さが余っているなら、内径を1サイズ小さいタイプに変更しても良いでしょう。
注意点は、セカンドピアスのゲージ(太さ)を細いものに下げてしまうと、安定しずらくなったりピアスホール自体が小さくなってしまいますのでゲージは開けた時のサイズをキープしましょう!
セカンドピアスにはボディピアスタイプがオススメ!
- つけっぱなしにできるデザインが多い
- 金属アレルギー対応の素材が多い
- 自分に合ったサイズや形状を選べる
- 衛生的でお手入れが簡単
- 可愛いいデザインや種類が多い
セカンドピアスもしばらくつけっぱなしにした方が安定しやすいため、邪魔になりにくい形状がオススメです。
ボディピアスならキャッチがネジ式で簡単に外れない構造になっているので、無くす心配も少なく寝ている間の引っかかりを軽減できます♪
また、セカンドピアスの期間もサージカルステンレス製やチタン製が選んでおけば、金属アレルギーなどの心配を軽減つつ、錆びにくいためつけっぱなしでお風呂にも入れます。
ピアス専門店ならばゲージ・内径・形状など自分に合ったものを細かく選べますので、わからない人はお店のスタッフさんに相談してみましょう。
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ピアスホールの安定ってどんな状態?
次に、どのような状態・期間であればセカンドピアスに付け替え出来るのか見ていきましょう。
ピアスホールが安定するまでの二つの期間
開けてすぐのピアスホールが完成するまでには第一治癒・第二治癒と呼ばれる期間があります。
簡単に説明するとこんな感じです。
- 第一治癒期間・・・ピアスホール(傷口)の腫れが引き浸出液(汁)や血液も出ず、ホール内側に薄皮が出来てくる期間
- 第二治癒期間・・・ピアスホール内の薄皮が硬い耳表面と同じような皮膚に近づき完成していく期間
この2つの期間を順調に過ごせば、晴れてピアスホールとして完成したと言えるのです。
☆治癒期間・安定について詳しくはこちらの記事をご覧ください
ピアスが安定するとはどんな状態?
ピアスホールがどういう状態になったら安定したのか判断しにくいですよね。
だんだん下記のような状態になってくれば問題なくピアスホールが形成されています。
- 腫れ・汁(浸出液)が出る、化膿などのトラブルが一ヵ月程度無い
- ホールの入り口が斜めになり窪んでいる
- ピアスが引っ掛かりなく動かせる(ピアスホールとシャフトの間に隙間が出来る)
- 周囲を触っても痛くない
見た目が問題なさそうでも、着けている状態で違和感を感じたり周囲に腫れや痛みがある場合は”まだ安定してないよ”のサインです。
ピアスホール安定したのかわからないけど横向きで寝ても痛くなかった!!
そろそろ開けて1ヶ月だー
あと半月の辛抱— りゃみ❀.* (@Ryamit_handmade) May 5, 2020
2~4週間経ったらファーストピアスは外していい?
結論から言うと、この時点でピアスを外したままにするのはオススメ出来ません。
例えば耳たぶの場合第一治癒期間は4週間~6週間程度といわれていますが、4週間経った途端に”誰でもファーストピアスを外していい”、ということではありません。
ホール内部に出来た薄皮はとてもデリケート!このタイミングで外してしまうと塞がろうとしたり、シャフトの先等で薄皮を傷つける可能性が高いです。
調子が良く早く安定してきたのかも?と思っていたホールが、実は表面から大丈夫そうに見えてもホール内部は全然安定しておらず、外してみた途端調子が悪くなってしまった!なんてことも…。
- 第一治癒期間・・・やっとホール内に薄皮が出来たところ、ファーストピアスを外すには早いです!
これから数か月トラブルなく第二治癒期間を過ごせるかが綺麗なピアスホールになるかの分かれ目。 - 第二治癒期間・・・薄皮が硬い皮膚になる期間、まだファーストピアスは着けっぱなしがオススメ。
この辺りからセカンドピアスに替えてもOKな人が出てきますが長時間外すと塞がる可能性アリ!
ピアスを替えるとしても油断せず長時間外すことは避け、セカンドピアスも暫くは着けっぱなしにできるタイプが無難です。
ピアスを外していい目安と具体的に判断する方法は?
ホールが完成しているかのわかりやすい目安は「ホールの入り口が窪んでいるか」です!
耳たぶの場合、暫くの間分泌物が出ておらず触っても痛くなくなってきた人は、順調に皮膚が形成されているので6~8週間あたりから汚れや垢が出る様になります。
洗浄の際にピアスを少し動かしてみて、問題なく動かせるようになってきたら慎重にピアスを外し、少しの時間外したままにしてみましょう。
暫くしてから問題なくピアスを差し込めたら、ホールは問題なく完成に近づいています。※2ヵ月半~3ヵ月は待ってから行うことをオススメします。
完成して外しっぱなしにして過ごせるようになるのはまだ先ですので、寝る時は必ずピアスを着けて寝るようにして、慣れていきましょう。
ファーストピアスが固くて取れないという人はこちらの記事も参考にしてみてください。
ピアスホールを安定させるコツ
”早くファーストピアスを外してかわいいセカンドピアスに付け替えたい!”気持ちはわかりますが、ここで焦ってはいけません。
下記の基本的なことを守りながら、出来るだけトラブルを起こさないように安静にましょう。
- 毎日ピアスホールを清潔に保つ
- ケアの時以外極力触らない
(手には雑菌がいっぱいです!) - ピアスの着け外しをしない
- 不要な消毒をしない
- 引っ掛けないよう注意する
(眼鏡、マスク、衣類、寝具等) - 海・プール・温泉・サウナ・スノーボードなどを控える
下記の記事でアフターケアやファーストピアスに最適な素材などについて紹介していますので合わせてご覧ください。
ピアスホールの安定期間目安一覧表
ピアスホールの安定期間の目安は下記の条件で変わってきます。
- 体質(傷の治る早さ、出血しやすいか、微量でもアレルギーの有無)
- ピアスホールを開けた方法(状況・体調・ニードルかピアッサーかなど)
- ホールが斜めになっていないか(斜めになったり部位が分厚い場合はホールの距離が長くなる)
- 間違った方法のケアを続けていなかったか
- トラブルを起こしていないか(引っ掛ける、寝る時下側にして圧迫する)
- ファーストピアスを着脱せず着けっぱなしにしていたか
同じ部位に開けた場合も一か月で完成した人・半年かかった人など結果は様々ですので、あくまで目安程度にご覧ください。
耳たぶや軟骨ピアスの安定期間目安はどのくらい?
それでは、各部位ごとの第二治癒期間のおおよその目安をご紹介致します。
部位 | 第二治癒期間 |
イヤーロブ (耳たぶ) |
約3~6ヵ月 |
ヘリックス (アンテナ) |
約半年~1年半 (長くて2年) |
インナーコンク | 約1年 |
アウターコンク | 約1~2年 |
トラガス | 約半年~1年 |
アンチトラガス | 約1~2年 |
ダイス | 約1~2年 |
ローク(ロック) | 約1~2年 |
スナッグピアス | 約1~2年 |
インダストリアル | 約1~2年 |
軟骨部のピアスホールは皮膚の下の軟骨も塞がろうとするので、耳たぶ等いくらべて完成したといえるまでに時間が必要です。
耳たぶの第一治癒期間が終わるまでおおよそ4~6週間かかると言われ、早い人では一か月程度でトラブルもなく大体のホールが形成されることがあります。
しかし同じ耳たぶでも三ヵ月以上ファーストピアスの着けっぱなしを守ったのに一日外した途端塞がりかけたという人もいます。
第二治癒期間はいわば未完成の【(仮)ピアスホール】といったところですので、油断せず個々の部位の様子をみましょう。
耳以外の部位の安定期間一覧
次は耳以外の部位の安定期間の目安をご紹介致します。
部位 | 第二治癒期間 |
へそピアス | 約12ヶ月 |
ノストリル (小鼻) |
約3~6ヶ月 |
セプタム (鼻中隔) |
約6ヶ月 |
センタータン タンリム他 (舌ピアス) |
約3~6ヶ月 |
リップピアス マドンナ他 (口ピアス) |
約3~6ヶ月 |
スクランパー (口内粘膜 牙ピアス) |
約3~6ヶ月 |
ラブレット (唇の下側) |
約3~6ヶ月 |
アイブロウ アンチアイブロウ (眉ピアス) |
約12ヶ月 |
ビンディ (額のピアス) |
約12ヶ月 |
ブリッジ (眉間のピアス) |
約12ヶ月 |
ネイプ (首の後ろ) |
約12ヶ月 |
マディソン (首から胸周辺) |
約12ヶ月 |
クリベッチ スターナム (胸の中心) |
約12ヶ月 |
ハンドウェブ (手の指周辺) |
約12ヶ月 |
スパイナル (腰の周辺) |
約12ヶ月 |
唇・舌・スクランパーなどの部位は未完成の期間に歯科など通院する場合外すよう指示される可能性が高く、特にスクランパーは治療の際邪魔になる可能性が高いので注意してくださいね。
また、安定していない期間内のプールや海・温泉の利用は雑菌の感染を避ける為に控えたほうが良いでしょう。
つまり夏にへそピアスを開けて海やプールに行きたい!という人は、逆算して最低でも半年以上前にピアッシングをしてホールを安定させておく必要があるのです。
サーフェイスピアッシングの場合
サーフェイスピアッシングという肉や軟骨の反対側に貫通せず、表皮をすくうように針を通す開け方があります。
サーフェイスピアッシングで開ける部位は耳たぶなどと違って数か月という短い期間楽しむピアッシングになり、「いずれは外すピアス」になります。
そのため人により身体の拒絶が激しく出る人・出ずに長く楽しめる人、マイクロダーマル選ぶかなどでも結果が分かれるようです。
首のピアス・ヴァンパイアなどは二週間で排除傾向がみられ完成することなく外した人、半年以上に渡り問題なく楽しめた人など様々なようです。
可愛いセカンドピアスもオススメは?
早めにセカンドピアスに付け替えが可能になった人も、金属アレルギーに強い素材を選びましょう!
暫くの間は重すぎたり引っ掛けやすいモチーフのデザインはで安価のファッションピアスは避けたほうがよいでしょう。
セカンドピアスにした途端調子が悪くなってしまったら勿体ないので、油断せず十分な期間を待ってから付け替える様に、耳の様子を見てくださいね。
ファーストピアスがボディピアスの場合は同ゲージのキャッチに付け替えも可能です。
まだ心配な人やあまり目立たないように過ごしたい人は小さめのキャッチの付け替えだけ楽しむのもオススメです♪
金属アレルギーの心配が無い人や長い期間トラブルが起きていなければ合金がモチーフに使われているボディピアスに替えていけますよ♪
まとめ
・ファーストピアスを外せるのはトラブルなく第二治癒期間に入れた場合(個人差有り)
・基本のアフターケアは忘れない
・セカンドピアスもつけっぱなしにできる素材もチタンやサージカルステンレス製のボディピアスがオススメ
かなり個人差や条件によって目安の判断がわかれる結果となりました。
繰り返しますが安定期間はあくまで目安なので、綺麗なホールを完成させたい!トラブルを少なく過ごしたい!という人は焦らず・安静にピアスホールを形成していきましょう。