排除されやすい軟骨ピアスやボディピアスの部位ランキング
ボディピアスの「排除」は体質や開け方・開けた後の過ごし方によって誰にも起こりうる可能性がありますので、知っておいて頂きたい言葉です。
今回はボディピアスの排除を経験したスタッフの体験と多くの方がされてきた排除の体験談を元に、耳の軟骨ピアスとボディピアスの排除されやすい部位ランキングをご紹介したいと思います。
ピアスの排除って何?
排除という言葉には【押しのけること、取り除くこと】という意味があり、ボディピアスの排除とはピアス(ピアスホール)の位置が移動した時などに使われる言葉です。
「ちぎれそうだったピアスを排除した」など、排除傾向にあるピアスを意図的に閉じたという意味でも使われることもあり、ピアスを排除した痕は「排除痕」と呼ばれています。
ピアスホールに排除反応が起こる原因は?
ピアスを開けると様々な理由でピアスホールの排除傾向の反応が出ることがあり、主に起きるのは「自然な排除」「トラブルによる排除」「合っていないピアスによる排除」です。
まずは「自然な排除」とは、トゲが刺さった時のように体がピアスを異物と判断してピアスを体の外に押し出そうとする反応で、これは少なからず全員に起きる可能性がある自然な現象です。
次に金属アレルギー反応や引っ掛けたりしたことで炎症を起こした等の「トラブルによる排除」、この場合早めにお医者さんに診てもらったりアレルギー反応の少ないボディピアスに付け替えるなどの処置が必要となります。
合っていないピアスによる排除とは、シャフトが長すぎたりモチーフが重すぎるものを着け続けたことでホールに負担がかかり、重力がかかる方にピアスホールが伸びて移動することです。
ピアスが排除され始めると、ピアスホールの位置が耳の縁側に動いてきたり、ピアスのシャフト(耳に貫通する軸の部分)が余ってきたりします。
ピアスの形状や、ゲージ(太さ)を替えることで改善することもありますが、排除傾向にあるピアスをそのままにしてしまうと最悪の場合皮膚がちぎれてピアスがポロっと取れてしまうこともあるので注意が必要です。
軟骨ピアスで排除されやすい部位ランキング
耳の軟骨ピアスの中で排除されやすい部位ランキングTOP5をご紹介します!
これらは個人の経験や知りえた知識から作成した個人のランキングなのであくまで参考程度にお楽しみください!
【5位】インダストリアルピアス・次に開けてみたい部位上位!
2つのピアスホールを1本のストレートバーベル等でつなぐ着け方の名称で、芸能人やアーティストでも開けている方の多い人気の高い開け方です。
2つのホールを1本のバーベルでつないでいるので、片方のピアスをひっかけるとおのずともう片方のピアスも引っ張られトラブルを起こしやすいという注意点があります。
ピアッシング時の角度や完成までの過程でピアスホールが動くことで2つのピアスホールの角度が合わなくなり排除されることがあります。
主に重さの負担が掛かる耳の外側(下側)のヘリックスが排除されやすいようですね…。
【4位】ロックピアス・セルフは難しいけどひそかなブーム?
耳の上部にある軟骨が山折れになっているところにするロックですが、耳の形状によってはピアスの貫通距離が狭く(短く)なるため排除傾向が起きやすくなります。
特にリングタイプのピアスをつけている場合、日常生活の中でピアスが服やタオル等に触れ動きやすくなり、負荷がかかりトラブルや排除を起こしやすくなります。
負荷を出来るだけ減らしたい人はリングタイプよりもキャッチも小さめのバナナバーベルをオススメします。
【3位】トラガスピアスは芸能人にも人気!
軟骨ピアスの中でも1位2位を争う人気を持つトラガスですが、開けている人も多ければ案外排除されてしまった…という人も多い部位です。
トラガスを開けるでっぱりの部分自体がさほど大きくない方がほとんどなのでピアッシングの際に浅く開けてしまったり、角度の確認を正面からのみ行った場合ピアスの出口側が浅くなり排除されやすくなってしまいます。
トラガスを開ける際には正面からだけでなく横からなど様々視点から角度の確認を行うようにしましょう。
【2位】フォワードヘリックスは2連3連着けが人気
多数の韓国グループアーティストの方もつけている、頭に近い耳上部の軟骨の縁に開けるフォワードヘリックスはピアスを通す軟骨の面積が狭く、またセルフピアッシングの場合角度の確認がしづらいので浅くなりがちになります。
開けた時はしっかりと軟骨を貫通していてもホールが治癒していく過程でピアスの位置が動き、いつの間にかな軟骨部分が排除してしまい、ピアスが皮膚にしか通ってい状態になってしまうこともあります。
このような状態になてしまうと、ピアスに負荷がかかった際ピアスがちぎれてしまうリスクがあるのでピアスを外して一度塞ぐことをおすすめします。
【1位】ヴァーティカルトラガスは難易度高めのサーフェイスピアッシング
メイク完了☺︎
ひさしぶりの広島、マジカルスクエア楽しみ❤︎ pic.twitter.com/xdPMMD1TSv— the Raid. bo_ya (@bo_yanyan) February 18, 2016
(↑トラガスの位置の少し顔よりのところ)
ヴァーティカルトラガスとは簡単に言うとトラガスの縦バージョンのことです。
トラガス軟骨を貫通させますが、ヴァーティカルトラガスは軟骨は貫通させず皮膚の表皮をすくうようにピアスを通します、その為ピアスをひっかけた際のホールへの負荷が大きく、完成せずに排除してしまう場合が多いです。
ヴァーティカルトラガスにはバナナバーベル(カーブがかったバーベル)やサーフェイスバーベル(コの字型をしたバーベル)が使用されます。
サーフェイスバーベルバーベルでのピアッシングのほうが排除されにくくなりますが、サーフェイスバーベルはセルフでは少々扱いが難しく取り扱い店舗も少ないため、バナナバーベルがよくつかわれています。
耳以外のボディピアスで排除されやすいランキング
耳の以外の部位で排除されやすい部位ランキング5はこちら!
こちらも個人の経験、知識から作成しております、ご参考程度にご覧ください!
【5位】スクランパーは牙ピアスが可愛く人気上昇中!
— 蒼井叶 (@Kanau_twinpale) December 10, 2021
上唇と上の歯茎を繋ぐヒダに開けるスクランパーですが、薄い粘膜へのピアッシングの為、ピアス自体の重みや負荷がかかるとでホールの位置が下がり排除に至ることがあります。
牙のように見せるピアスに憧れてスクランパーを開ける方は多くいますが牙のピアスは重く、負荷もかかりやすいです。
ファーストピアスに使用すると排除されやすくなるので牙のピアスへはホールが完成してから付け替えることをおすすめします。
【4位】ブリッジ(眉間のピアス)はV系好きさんに人気
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目と目の間、眉間を横に貫通するピアスの名称をブリッジと呼びます。
ブリッジは顔にするフェイシャルピアスの中でもインパクトが強く多くのヴィジュアル系のアーティストがつけていることから、ヴィジュアル系やゴシックファッションが好きな方にも人気の部位です。
ブリッジは皮膚をすくうようにピアスが通っているため皮膚を貫通するピアスに比べてホールへの負荷に弱く、顔を洗う時など日常生活の中でもひっかけやすい部位なので注意が必要です。
【3位】ハンドウェブは開けている人はごく少数?
手の指と指を繋ぐ水かきを貫通するピアスのハンドウェブはボディピアスの中でもマイナーな部位です。
手は日常生活で使わない訳にはいかないので、開けたばかりのホールでも入浴の時に洗剤が入ってしまったり、ふとした時にひっかけてしまったりとトラブルを起こしやすい部位です。
綺麗にホールを完成させるには根気が必要な部位ですね。
【2位】フィンガーピアスは中指に開けるのが人気!
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フィンガーとは指の第一関節と第二関節の間の皮膚に通すサーフェイスピアッシングの名称です。
皮膚の表皮をすくうようにピアスが通る事と、ピアスが皮膚に貫通している長さが短いため他のサーフェイスピアッシングの部位よりも排除されやすい部位です。
ひっかけやすい部位で引っかける度に痛みを伴うため、開けた後は注意が必要です。
【1位】アンチアイブロウ・泣きぼくろ(涙ぼくろ)みたいなピアス
目の下から頬の上あたりに開けるピアスをアンチアイブロウといい、ブリッジやフィンガーと同じサーフェイスピアッシングの一種です。
顔に開けるピアスの部位の中でも皮膚の薄い位置な上、洗顔やメイクの際にも触れることが多く排除傾向になりやすい部位です。
使用するピアスの形状によっても変わりますが、長期間ピアスホールを綺麗に完成させている人はかなり少ないです。
バナナバーベルよりもマイクロダーマルの方が長持ちする体質の方もいらっしゃいますので、開ける前に下調べが必要です。
まとめ
耳もその他も皮膚を貫通しない部位が排除されやすいことがわかりますね。
人気の高い部位も開け方や角度によって案外排除されやすいこともわかりました。
少しでもピアスを長く楽しむために開ける際にしっかりと確認し、ケアはこまめにを行いましょう!