病院でピアスを開けた体験談!インナーコンクとアンテナヘリックス
軟骨ピアスを病院で開けてもらいたいけど、どんな雰囲気か知ってから利用したいと考えている方のために!
スタッフが形成外科でインナーコンクとアンテナヘリックスを開けた体験談をまとめしましたので、参考にしてみてください。
※あくまで個人の体験談としてご覧ください。また、ピアスに慣れていない方は一気に複数のピアッシングをするよりも一つ一つ安定させることをおすすめ致します※
軟骨ピアスは病院で開けてもらう方がいい?
軟骨部は耳たぶと違ってトラブルが起きやすくピアッシングの時点から細心の注意を払う必要があります。
また、軟骨部は角度を綺麗に開けていないと目立つので、耳たぶのようにピアスのデザインなどで誤魔化すことが難しいです。
私は過去にセルフで軟骨部を開けた時、とても痛みが強く大きく腫れたことや、今回の部位は角度に注意を払いたかった為、病院で開けてもらおうと決めていました。
軟骨ピアスを開ける病院はどうやって決めた?
開けてもらう病院の決め方は、料金や立地の他に「施術されるお医者様や看護師さんに詳しい方がいらっしゃるか」がとても重要だと思います。
ピアス位置への理解と経験が多い病院を探すのは難しいかもしれませんが、レビューや病院で紹介されている施術例を参考にするとよいかと思います。
スタッフは以前ダイスの穴あけにご協力を頂きました、兵庫県JR尼崎駅からすぐのいちのせ形成外科皮膚科眼瞼フェイスクリニックさんにお願いしました!ありがとうございます!
いちのせ形成外科皮膚科眼瞼フェイスクリニック・ピアス担当者さんのブログ記事
前回開けて頂いたピアスホールがとても綺麗だったこと、マーキングの際にピアス担当の看護師さんに細かくご相談に乗って頂けたことが、今回もこちらの病院にお願いした理由です。

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軟骨ピアスを病院で開ける時の受付からの流れ
まず、受付で予約をしていることを伝えて順番を待ちます。
1.開ける部位の確認と事前説明
今回私は初診ではないため問診表の記入はなく、直接施術のお部屋に通されました。
そこで看護師さんから開ける部位の確認と「こういった料金がかかります」というご説明がありました。
2.病院でアンテナヘリックスとインナーコンクを開ける料金(値段)
今回のように軟骨ピアス三か所(アンテナヘリックスとインナーコンク)を開けるためには、
- 処置代(開ける回数分)
- 麻酔代
- 穴あけ後に飲む薬代
- 軟膏代
以上を合わせて、合計¥12,700-、といった費用が掛かってきます。※2022年3月時点での料金で三か所の穴あけではかなりお安い価格です。
病院でインナーコンクとアンテナヘリックスを開ける流れ
※下記では注射やニードルによる穴あけまでの画像を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
1.開ける部位の消毒
施術室の椅子を倒して、髪の毛をクリップで留めて着けているピアスをすべて外します。
マーキングを行う前に耳を拭き取り清潔な状態にします。
2.ピアスを開ける位置のマーキング
【アンテナヘリックス】
こちらの病院では担当の方が良い位置を考えて印を書いてくれます。
アンテナヘリックスは①ニードルを刺すところと②ニードルが出てくるところの二ヶ所の印が必要です。
「角度は真っすぐにしますか?倒しますか?」と鏡を見せながら確認してくださいました。
私のリクエストを踏まえてマーキングのペンの軸を当てて、印が直線状になっているかを確認しながら書いてくださいました。
【インナーコンク】
次にインナーコンクの位置を決める時は、日常的にイヤホンを使用する為、実際にイヤホンを着けて印が近すぎないか確認しました。
安定後にリングピアスを着けたい方は、内径が大きくなりすぎない位置にしましょう。(私はリングのことはすっかり忘れていました)
リングの内径は大きくしすぎると製品のサイズが無かったり、フィットし辛くなるので、10~12mmまでがおすすめです。
2.ファーストピアス本体と皮膚の消毒
こちらの病院では持ち込みのボディピアスでも対応していただけます。
着ける予定のピアスをお渡ししてゲージの確認をしてから、ピアスの消毒の為少し待ち時間があります。

3.麻酔の注射を打ってもらう
椅子を倒して待っていると、先生が来て看護師さんと開ける部位・位置・角度の確認をしてくれます。
複数開けて頂くので麻酔も必要な部位の付近に打ちます。
こちらの麻酔用の針は細い物を使用されているそうで、私はほとんど痛みを感じませんでした。
3.ニードルで穴あけ
麻酔の注射を打ち終えたらすぐ穴あけです。
カヌラニードルという、ニードルの外側にシリコンチューブが付いたタイプを刺していきます。
貫通したら中のニードルだけ抜き取り、チューブだけが刺さったままの状態を作ります。
4.ファーストピアスの接続
ここで先生と看護師さんが交代し、ホールに残っているチューブにファーストピアスを接続し、装着すれば完了です。
(アンテナヘリックスは軟骨が腫れやすい体質の為長めの内径にしたのですが、後にほとんど腫れなかったのでワンサイズ短くても良かったですね。)
最後に当日中に服用する抗生物質のお薬を頂き、あとはお会計をするだけで終了となります。
三か所の軟骨ピアスを開けた痛みはどのくらい?
三か所共に爪で皮膚をキッと押したくらいの痛みで、刺す瞬間に関してはインナーコンクよりもアンテナヘリックスの方がやや強く痛みを感じました。
といっても、麻酔ありなので言葉通り爪で押したぐらいです。
以前こちらの病院でダイスを開けて頂いた時はほとんど痛みが無かったので、比較すると今回の方がやや痛みを強く感じました。
チューブだけが刺さっている時は親指で耳の上部をぎゅっと挟んで持っているような感覚がありました。
ピアスを開けた数時間後の痛みはどのくらい?
二時間後ぐらいにはっきり麻酔が切れてきたのがわかり、耳が赤くなってきました。
じんわりとした痛みも感じてきて、開けた周囲をそっと触って確認してみると、ほとんどインナーコンクからくる痛みのようでした。

ピアスを開けた数日後の痛みはどのくらい?
開けた1~2日まではインナーコンクが腫れて痛みがあり、シャフトは数日間みっちり埋まって見えなくなっていました。
アンテナヘリックスはほとんど腫れず痛みもありませんでした。
低気圧が来ている日にピアスに痛みがあった?
スタッフは低気圧がくる雨の日などは頭痛がしやすい体質なのですが、開けた数日後の雨の日にインナーコンクに腫れと痛みがありました。
その間もアンテナヘリックスはまったく痛みもなかったので、上部の軟骨部は血管が少ないということにも関係しているのでしょうか?
お天気が良い日が続いていれば、開けた後の痛みはほぼなかったかもしれませんね。
※二週間経過した現在、三か所とも痛みはありません。
病院で軟骨ピアスを開けてもらった感想
受付からお会計まで一時間~一時間半ほどでした。(途中でお話をさせて頂いたのと、持ち込みのピアスの消毒時間があったためです)
軟骨ピアスはマーキングの際を自身で決めるのは難しかったので、アンテナヘリックスの角度を細かくヒアリングしていただけたのはとても助かりました。
また、軟骨ピアスは開けたあとトラブルを起こさないことが重要で、病院で開けて頂くとトラブルが少なく済むのだと実感しています。
まとめ
軟骨部は角度や間隔をよく考えて開けていないと、ボディピアスを着けた時モチーフが綺麗に見えません。
セルフピアッシングでズレて開けてしまったホールと病院で綺麗に開けて頂いたピアスホールは、一目瞭然というほどわかります。
後々見た目に納得がいかなかったりホールトラブルを避ける為にも、自分で開けることが難しいと感じたら病院の利用を検討してみてください。