ダイスピアスを病院で開けるのは痛い?穴あけの料金は?【体験談】
軟骨ピアスの中でも開け方の情報が少ない部位ダイス。
スタッフが病院でダイスピアスを開けてもらった時の、病院の決め方・開ける手順・痛み・穴あけの料金についての体験談をまとめました。
★個人の体験談ですので個人差があることを前提としてお読みいただければ幸いです。
軟骨ピアス・ダイスの位置
ダイスは耳の穴(外耳道)の上にある耳輪脚という筋の根元にまたがって開ける軟骨ピアスのことです。
軟骨ピアスの中でもセルフピアッシングの難易度が高く、開けている人が少数派の部位なので、開け方の情報もあまり出てきませんでした。
今回穴あけをするスタッフは、以前セルフピアッシングに挑戦して失敗したため、病院で開けてもらうことにしました。
ダイスピアスを開ける病院の決め方
軟骨部位のピアッサーで穴あけが出来ない特殊な部位は通常の皮膚科では開けてもらえない場合が多いため、美容整形外科などから探して電話予約しました。
- ①料金
- ②立地
- ③利用した知人のレビュー
- ④好きなファーストピアスの持ち込みが可能か
私は過去に利用した病院でピアスの知識が浅い方の対応を受け不安になったことがあったため、予約したクリニックのHPにピアス担当者の方(詳しい方)がいる記載があったことを決め手として選びました。
今回、兵庫県JR尼崎駅からすぐのいちのせ形成外科皮膚科眼瞼フェイスクリニックさんに決め、撮影にも快くご協力を頂きました!ありがとうございます!
いちのせ形成外科皮膚科眼瞼フェイスクリニック・ピアス担当者さんのブログ記事
病院で軟骨ピアスを開ける時の受付から説明まで
まず、受付で予約をしていることを伝え、初めて利用する病院だったので問診票などの記入を済ませます。
1.開ける部位の確認と事前説明
最初にカーテンで仕切られた部屋に通されて看護師さんより下記項目の説明がありました。
◆諸費用の内訳(穴あけ代、薬代、麻酔代等)
◆アフターケアのやり方とトラブルがあった際のサポートについて
開ける位置と角度は具体的な希望があったため、事前に用意していた見本の画像を見せて”こんな風に耳輪の根元に開けたい”とお伝えしました。
次に毎日のアフターケアの手順と、もし処置後にピアスホールにトラブルが起きた際のサポートについて説明がありました。
諸費用の合計にいくら掛かるかの説明もあり、それらに了承したら同意のサインをして事前説明は終了です。
2.病院でダイスピアスを開ける料金(値段)
今回の軟骨ピアス・ダイスを開けるためにかかった費用は、
- 処置代
- 麻酔代
- アフターケア用の軟膏代
- 穴あけ後に飲む薬代
以上を合わせて、税込み¥5,500-でした。※ファーストピアス持ち込み・2021年3月時点での設定料金。
穴あけにニードルが必要な軟骨ピアスの部位の料金としてはかなり低価格で驚きました。
病院でダイスピアスを開けるまでの流れ
※下記では注射やニードルによる穴あけまでの画像を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
1.開ける部位の消毒
施術室に通されたら歯医者さんのような椅子に座り、髪の毛をクリップで留めて着けているピアスをすべて外します。
耳の穴に脱脂綿を詰めて、部位周辺を消毒します。
2.ピアスを開ける位置のマーキング
こちらの病院では担当の方が良い位置を考えて印を書いてくれました。※病院によっては自分で書くように指示されます。
①ニードルを刺すところと②ニードルが出てくるところに印をつけ、次に③角度のガイドラインは点線になっています。
二つの鏡で角度の確認をしますがダイスの位置は自分からは見えにくいので、「ここから入ってここから出てきます」と、くの字に曲がった器具の先端で印を押さえながら説明してくれました。
ダイスに使えるボディピアス
持ち込みのファーストピアスはサーキュラーにするかハートのセグメントリングにするか迷っていたので、こういったピアスを着けたいと実物を見せて説明をすると、ハートピアスでも綺麗に見えるように角度を調整してくれました。
マーキングが終わったら、ピアス本体の消毒のためにファーストピアスを預け、院内に流れる落ち着いた音楽を聴きながら待ちます(心地よくて寝そうでした)
2.注射で麻酔を打ってもらう
画像のような状態で待っていると、先生が来て看護師さんと開ける部位の位置・角度の確認をしてくれます。
麻酔の注射は針先を刺した瞬間チクッとしただけであまり気になりませんでした。
耳輪脚の下側から針を刺してググっと奥まで注入していく感じです。
3.ニードルで穴あけ
麻酔の注射を打ち終えたらそのまま穴あけです。
今回使用するニードルは、チューブの中に針が通っていて、貫通して針を抜くとチューブだけがホールに残るカヌラニードルのような仕組みです。
すぐに麻酔の効果があり、ニードルを刺したことがわからないほどで、キュキュッとチューブがこすれている音だけが聞こえます。
※左の画像はニードルがルークの部分に当たっているので点線と角度が違うように見えますが、ちゃんと予定通りの角度で貫通しています。
4.ファーストピアスの接続
ここで先生と看護師さんが交代し、ホールに残っているチューブに接続してファーストピアスを装着してくれました。
最後に当日中に服用する抗生物質の薬を渡され、あとはお会計をするだけで終了でした!
開けた直後はこんな感じで、ホールの状態もかなり綺麗でした。
ダイスを開ける時と開けた後の痛みについて
麻酔の針を刺す瞬間にチクッとしただけで、穴あけから病院にいる間に痛みは感じませんでした。
帰宅するまでの間(穴あけから1~2時間ほど経過した頃)に数分間ぐらい部位にじんわりした感覚を覚えましたが、痛みではなくあくまで違和感程度でした。
穴あけから二ヵ月程度経過した今は腫れもなく、お風呂で洗う際にシャフトをゆっくりスライドさせて洗浄しますが、その際も痛みはない状態です。
追記:開けて2~3年経過しましたが問題なく安定しています。
まとめ
ピアッサーで開けられない複雑な位置を開けたい時や、自分で開けるのが不安・麻酔を利用したい方は、病院の利用を検討するのも良いと思います。
私は以前セルフピアッシングに失敗した時の難しさや痛みの強さと比べると、この部位は麻酔をしてもらえる病院にお願いして良かったと思いました。
自分の条件に合っている病院の中から、経験豊富なお医者様の居るところを探す時は、ネットのレビューや知り合いの人に聞いてみると良いですよ。