鼻ピアスの種類と基礎知識まとめ!ノストリルやセプタム用リングピアス
鼻ピアスはピアスの中でも顔の中心に着けるので、インパクトのある印象的な部位です。
今回は意外と知らない鼻ピアスの開ける位置やケア方法・つけるピアスの種類について簡単にご紹介したいと思います。
鼻ピアスを開ける意味とは?
インドやネパールなどの南アジア諸国には女性が鼻ピアス(ノーズピン)を着ける文化があります。
ある地域では「結婚が決まった女性が花嫁を表すシンボルとして身に着ける」「出産時の痛みを和らげる」というおまじないのような意味を込めているそうです。
“インドの伝統医学であるアーユルヴェーダにおいて、左の鼻孔は女性の生殖器官を司ると考えられており、月経痛や出産時の痛みを軽減させるため、現代でも多くの女性が伝統的な鼻ピアスを施しているという。”
その後アメリカのパンクバンドの間でファッションとして流行し、サイバー系やゴシック系ファッションとしても親しまれています。
日本では鼻ピアスにそういった意味合いを込める風習はないので、左右どちらに開けても問題ありませんし、気にせずおしゃれとして楽しむだけでOKです。
鼻ピアスの位置と名称・開け方の違い
①ノストリル(片方の鼻翼に開けるピアス)
「ノストリル」という小鼻のライン辺りに開けるピアッシングは、鼻の部位で最も開けている人が多い開け方です。
芸能人やアーティストにも多く、呼び方は左右どちらに開けても同じです。
この部位には、先端が丸くなっているストレートタイプの「スタッド」や、先端が湾曲した形の「スクリュー」、「ノーズリング」があります。
ノストリルはピアスを外すと他の顔のピアスと比べてホールが目立ちにくいため、顔に開ける部位のデビューとして選ぶ人もいるようです。
②セプタム(鼻中隔に開けるピアス)
鼻の両側の穴の中心にある軟骨部へのピアッシングを「セプタム」と言います。
こちらは海外のアーティスト達の中で流行っている部位で、キャプティブビーズリングやサーキュラーバーベルなどのリング系を通して楽しみます。
③ブリッジ(眉間から鼻筋の始まりに開けるピアス)
眉間の下から鼻筋の始まりあたりの皮膚に水平に開けるピアッシングをブリッジといいます。
眉のピアスに分類されそうなイメージですが、鼻のピアスと記載される場合もあります。
開ける時は鼻筋のライン上でしっかり皮膚を摘まめるところを選ぶ必要があり、目頭の間の高さあたりに開ける人が多いようです。
④ライノーやナサラング・その他の鼻ピアス
先ほどの2か所が鼻ピアスの有名な位置ですが、海外では下記のような聞きなれない名称の珍しい開け方が存在します。
- 鼻筋(鼻背)の両方に水平に貫通させるナサラング
- 両方の鼻翼部に水平に貫通させるオースティンバー
- 鼻の先端から先端へ貫通させるライノー
- 鼻柱から鼻突に立てるセプトリル
他の鼻ピアスの部位に興味のある方はコチラの記事もご覧ください♪
ノストリル・セプタムにおすすめの鼻ピアス
金属アレルギーなど肌トラブルを起こさないように基本的にはサージカルステンレス製やチタン製のボディピアスがおすすめです。
18Gの細いタイプを着ける方が多く、16Gサイズのネジキャッチは18Gと規格サイズが同じなので18Gのシャフトに着けることもできます。※メーカーにより微差が発生する場合がございます。
鼻ピアスのサイズや内径に迷ったら?
セプタムはリングの内径、ノストリルは複数の形状があります。
セプタムにサーキュラーやリングを実際に着けた内径比較もご紹介しておりますので、興味のある方はこちらもご覧ください↓
鼻ピアスを開けるおすすめの方法は?
ボディピアス凛などのピアス専門店のネット通販で、鼻ピアス専用のピアッサーやピアッシングニードルが購入可能です。
ノストリルを開ける場合、ニードルを貫通させる部位が硬くかなり力がいるのでホールが歪んでしまう場合もあるそうです。
また、鼻の内部はかなり敏感で他の部位と比べても分厚いので痛みを感じる人も多いようです。
この投稿をInstagramで見る
セプタムの位置はニードルを使用することになりますが、初心者の方が水平に綺麗なホールを開けるのは少々難しいかもしれません。
また、セプタムなど顔の中心かつ分厚い軟骨部は痛みを強く感じる方もいるので、心配な場合は医療機関で開けてもらうことをおすすめします。
痛みを抑えたい方や、綺麗に開けたい方、トラブルを避けたい方は専門知識のある医療機関で開ける事をオススメします。
鼻ピアスの基本的なアフターケア
鼻ピアスは鼻の内側には常在菌が多く、洗顔の時に指を引っかけたことをきっかけに炎症を起こす可能性がある部位です。
お医者様から消毒ジェルなどの使用にかんする指導が無い場合は、消毒液は必要時以外に使うのは避けましょう。
基本的に朝と夜の洗顔時に周囲を洗って清潔に過ごすだけで問題はありません。
生理食塩水を使った鼻うがいのやり方
気になる場合は生理食塩水で鼻うがいをしてみるとよいでしょう。
“鼻うがい液の作り方
約180mlのコップにティースプーン2分の1杯くらいの食塩を入れ、ぬるま湯(28~33℃)で溶かします。
これで塩分濃度0.9%の洗浄液ができます。冷たい水をそのまま使うと鼻に刺激を与えてしまうので、体温に近いぬるま湯(28~33℃)を使いましょう。”
生理食塩水を作れたら、片方の小鼻を押さえてもう片方から吸い上げて口から出すのを数回繰り返すだけです。
鼻うがいの専用キットが必要な場合、ドラッグストア等で購入できるようです。
ピアスホールの洗浄方法はこちらも参考にしてみてください。
鼻ピアスのまとめ
鼻ピアスは顔周りの目立つピアッシングなので、学校や仕事柄着けられない方はオススメ出来ません。
耳たぶとは違い、皮膚も硬く炎症しやすいのでケアを毎日怠らず行ってください。
ホールが完成したらボディピアスライフを楽しんでくださいね。