はじめてピアスを開ける前の基礎知識とファーストピアスの選び方
はじめてピアスデビューした方の中には、しばらくピアスをつけっぱなしにする必要があることを知らなかった方も多いのではないでしょうか?
この記事では、
- ファーストピアスの効果・意味
- 売ってる場所とサイズ・素材の選び方
- 開ける前に決めておく項目
- 外す目安や判断方法
ファーストピアスとピアスホールの安定期間についてご紹介します!
ファーストピアスとは?
ピアスを開けてから皮膚が落ち着くまでの間つけっぱなしにしておくピアスを”ファーストピアス”といいます。
ファーストピアスは主に開けた穴の形に皮膚を落ち着かせる役割があり、開ける場所によって太さや形が違います。
ファーストピアスは数週間以上つけっぱなしにしておく
開けてすぐにピアスホールが完成するわけではないため、お風呂も寝る時も着けたまま生活する必要があります。
膝を擦りむくなど怪我をすると血がかさぶたになって剥がれて皮膚表面が綺麗になるまで日数がかかるのと同じです。
ピアスホールは故意につけた傷なので完治するまで安静にしておいて、その間他のピアスへの付け替えは基本的にできません。
ファーストピアスはどこで買える?
ピアッサーには開ける部位に適したファーストピアスがにセットされているため、自身で別途ファーストピアスを購入する必要はありません。
※まれにピアスが内蔵されていない製品もあります。
ニードルを使う場合は、ご自身で適したサイズをピアスショップの通販サイトなどで購入する必要があります。
はじめてピアスを開ける前に決めておくこと
まず下記の項目をどうするか決めていきましょう!
- ①ピアスを開ける方法(病院or自分)
- ②開ける器具の希望(ニードルorピアッサー)
- ③開けるスケジュールの確認
- ①~③を決める→道具をどこで購入するか
病院とピアススタジオのどっちで開けるか決める
病院は医療行為を行える機関ですが、注射が上手な人そうでない人がいるようにお医者様だからといってピアス・ボディピアスに詳しく開けるのが上手とは限りません。
日本ではピアスを開けるためのプロの資格がないため、医療資格保有者以外のピアッシング行為は医療法違反となり、ピアススタジオはほとんどの場合認可の降りていないお店が多いのが現状です。
※病院に併設されている例はあります。
また、ピアススタジオはファーストピアスとして店頭で純チタンなどのボディジュエリーを購入する必要がある店舗もあるので「どこまでこだわるのか」なども考えるといかもしれません。
”自分で開けるのが怖い人”や清潔な環境と正しい知識で人に開けてもらいたい”という場合、経験が豊富なお医者様のいる病院を利用するのがおすすめです。
ニードルとピアッサーどちらの器具で開けるか決める
耳たぶを開ける場合、病院ならほとんどの場合ピアッサーかピアスガン、ピアススタジオならニードル、自分で開けるならピアッサーかニードルから選択します。
- 病院だと必然的にピアスガンの場合がある
- 取り扱いの難しさに差がある
- 価格の違い
- 安定する早さに差がある
道具によって取り扱いの難しさやピアス代が含まれるのかが変わってくるので、他の記事も参考にしてみてください。
ピアスを開けるスケジュールに問題がないか確認する
「ファーストピアスはつけっぱなしにする必要がある」という情報はみなさんご存じでしょうか?
ピアスを開けてから一ヵ月半~2ヵ月の間に、冠婚葬祭・写真撮影・服装検査など外した方がいい予定はありませんか?
また、予定通りの期間内に完成しない場合も見越して余裕を持ったスケジュールを計画しておきましょう。
購入するべき道具があるか確認する
自分で開ける場合はピアッサーやニードル、病院にピアスを持ち込む場合は適切なサイズを選んで事前に購入しておく必要があります。
自分の納得のいく製品や価格の物を予定に間に合うように購入し、ネット通販なら早めに届くように手配するようにしましょう。
耳たぶにピアスを開けるのは痛い?
ピアスを開ける痛みは「感じ方の個人差」「開ける位置」「使う器具」によって違いが出ます。
「耳たぶに開ける痛みが少しでも気になる」「ファッションピアスを中心に着ける予定」の方は18Gで開けると痛みが緩和されるかもしれませんよ。
ピアスを開ける痛みは耳たぶの厚みによって違う?
ピアスは開けたいけど耳たぶが厚くて痛みが不安…なんて声を聞くこともありますが、耳たぶの厚みに関係なく痛みは人それぞれ個人差があります。
下記の条件によって違いがあるようです。
★開ける人の痛みの感じ方
★その日の体調や開ける環境(病院、自宅)
★開ける器具の違い(ピアッサー、ニードル、ピアスガン)
★開ける人のテクニック
★開ける部位やその人の皮膚の固さなど
ファーストピアスは開ける前に冷やすと痛くない?
開ける前に保冷剤などで冷やしておくと一瞬感覚がマヒして少々痛みを感じにくくなるかもしれません。
しかし、開けた後に冷やすのをやめると温まった血流が一気に流れ、かえって脈打った痛みを感じることがあります。
言ってしまえば開ける痛みは一瞬ですので、先に冷やすよりも冷やすなら開けた後の方がよいかもしれません。
また、冷やすと皮膚が硬くなりきれいなホールが開けにくいといった意見もあるようです。
失敗しないファーストピアスの選び方
ファーストピアスの長さ
ファーストピアスの長さは、腫れることを前提にピアッシングを行う部位の皮膚の厚みより余裕のあるものを選びます。
代表的な部位の長さはこちらです!
- 基本的に部位の厚み+2mm
- 耳たぶ、耳の軟骨であれば8mmあればOK
- 舌は腫れる部位なので18mm前後
ファーストピアスの太さ
長さと同様にファーストピアスの太さも部位によって推奨されるサイズが変わってきます。
- 耳たぶであれば16G
- その他軟骨、舌、へそは14G
20Gなど細めのものも使用できますが、ある程度太さがあった方がピアスホールを安定しやすいので最低でも18G以上をおすすめします。
ファーストピアスのデザイン・形
部位により例外もありますが基本的にはストレートバーベルタイプが推奨されてます。
モチーフの付いたものも使用できますが、リングタイプ、揺れるモチーフのものは遊びが出てしまい安定が遅くなる可能があります。
基本的にはシンプルなデザインのものをオススメいたします!
ファーストピアスの素材の選び方
素材は純チタンがサージカルステンレス!
ファーストピアスにはサージカルステンレスや純チタンは最も金属アレルギー反応が起きにくい素材がオススメです!
樹脂ピアスはファーストピアスに使わない方がいい?
アレルギー対策として樹脂で作られたピアスもありますが、軽く強度が弱いので破損してしまうとトラブル原因となりピアスホールの完成が遅くなってしまうのでオススメできません。
どうしてもはじめてのピアスを隠したい・目立たなくしたいという方はこちらの記事をご覧ください。
ファーストピアスは触らない!外さない!消毒しない!
ピアスホール周囲の皮膚を育てるにはまず安静かつ清潔せうことがポイントです。
- 気にして指で触る
- 爪でカリカリひっかく
- くるくる動かして洗う
- 毎日消毒する
以上の対やってしまいそうなことがピアスの安定を遅らせてしまうので注意してください。
ファーストピアス装着中のケアと消毒
しばらくはせっけんや薬用の洗顔フォームなどを使う必要はなく、シャワーでしっかりと洗い流せばOKです!
黄色い分泌物や血の塊などは無理には取らず、気になるようであれば清潔な綿棒で優しく取り除くようにしましょう。
皮膚科のお医者様におききしたところ、不必要なピアスホールの消毒はかぶれを起こしたり治癒を遅らせる原因になるのでしないようにと指導されているそうです。
耳たぶの洗浄用にお医者様から消毒ジェルの使い方などをレクチャーされた場合はそれに従ってください。
ここまできたら外してもOK!チェックポイント
下記がファーストピアスを外しても良い状態のポイントです!
- 目安の安定期間を過ぎている
- 血や分泌液が出ていない
- ピアスホールの周りの腫れや、変色がない(赤みがあるなど)
- ピアスが前後にスッと動く(異物感や痛みがない)
- ピアスの周りの皮膚がピアスに向かって凹み、ホールとピアスの間に隙間がある
ファーストピアスが元に戻せない!外れてしまったら?
ファーストピアスが外れてしまった場合、時間がたつと穴が小さくなって着けにくくなるため、とにかく早めにつけ直しましょう!
出来るだけ摩擦やつっつくような刺激を与えない為に、軟膏やワセリンをポストに塗布してゆっくり差し込みます。
ご自身で着けられなくなった場合は開けた病院でつけ直してもらえるか相談してみましょう。
まとめ
ファーストピアスは失敗してしまうと、ピアスホールの完成が予定より大幅に遅れることがあります。
参考にしていただき、素敵なピアスライフを送ってくださいね。