軟骨ピアス・ロック(ルーク)の開け方・痛みや排除について
ボディピアスユーザー憧れの部位ロック(ルーク)!
ピアスホールの開け方からオススメのファーストピアスについてご紹介していきます!
ロックピアス(ルーク)の場所・位置はどこ?
耳上部の山折れになっている軟骨部の淵に開けるピアッシングを、ロック(ルーク)といいます。
主にキャプティブビーズリングか、バナナバーベルなどシャフトが曲がっているタイプのボディピアスを使用します。
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ビジュアル系ロックバンドのカリスマ、DIR EN GREYの京さんも開けていらっしゃいます。
CBRなどの定番シンプルなボディピアスを合わせてスッキリコーデできる部位です!
Rookはロック・ルーク・ロークどの表記が正しいの?
スペルはrookなのでロに近い発音でルークと読むはずですが、有名なボディピアスの著書にロックと記載されているため日本ではロックという名称で広がったものと推測されます。
ピアススタジオのサイトなどでは発音を重視したロークと記載されているところがあります。
翻訳アプリで韓国語のインナーコンクはコンチと変換される現象があるように別言語の訳が違ってくる場合もあるので、rookのGoogle翻訳を基本としてルークと載せているサイトもあります。
※この記事では、あえてロックという表記を残しています。
ルーク(ピアス) – Rook (piercing)/Wikipedia HPより
ロックピアスの開け方・ピアッサーで開けられる?
軟骨ピアスの中でもロックはセルフで開けるのは少々難易度か高いため、長期間トラブルなく綺麗な状態を持続させるのも難しい部位です。
また、ロックは軟骨部の株が狭く真っ直ぐな軟骨ではないので、ピアッサーでは開けられません。
ニードルで開けるとしても貫通させることや角度の調整が難しく、貫通するまでに時間がかかり強い痛みを感じることがあります。
ロックを病院で開ける場合の費用は?
ロックは局所麻酔とニードルのピアッシングに対応できる病院で開けてもらうことをおすすめします。
費用はおおよそ¥4,000~¥9,000程度で、お薬代や麻酔代が別途の場合はこれにプラスされます。
ロックピアスを開けるおすすめの位置
耳輪脚下脚という軟骨の筋の上に三角窩(さんかくか)という凹みがあるので、しっかり凹んだ部分かつ淵から5mm以上内側の場所に開けるのがおすすめです。
人により三角窩のへこみの範囲が狭い場合もあるので、病院の方などに相談しながら端の方になりすぎない位置で決めると良いでしょう。
ニードルでロック(ルーク)を開ける手順
- ニードル
- ファーストピアス
- マジックペン(またはアイライナー)
- 消毒液
- 清潔なコットン
- 軟膏(チューブタイプが◎)
- 清潔な容器
- 鏡
★ボディピアス凛では指定管理医療機器認証を取得した、日本製のオリジナルピアスニードルを販売しております。


手順とポイント | |
STEP1 | ニードルを先端の穴が内側になる向きで、全体の三分の一辺りの位置で45~50度の角度曲げます。 |
STEP2 | 消毒後に開けたい位置にペンで印をつけます。 ※将来的に複数個開けるのか一ヵ所だけにするのかなど、全体のバランスを見て決めましょう。 |
STEP3 | 位置が決まったら先端と筒内に軟膏を塗布したニードルを刺します。 ※皮膚に対し垂直になっているか確認しながらさしましょう。 |
STEP4 | 貫通させる側に消しゴムを当ててニードルの末端ギリギリまで押し進めます。 ※姿勢がゆがむと斜めになりやすいので注意。 |
STEP5 | ニードルの穴にファーストピアスのシャフトをあてがって、キャッチごと押しながらニードルを引き抜きます。 ※途中でシャフトがニードルから離れないように注意しましょう! |
STEP6 | ホールにファーストピアスが装着され、キャッチをしめれば成功です! |
※ピアッシング前に、清潔な容器に消毒液・ファーストピアス等を入れ30分ほど浸しておきます。
※ニードルは必要以上の角度に曲げると曲げた部分が太くなり、STEP4で曲げた部分を通過させる時にホールに負担をかけてしまうので注意が必要です。
バナナバーベルは最初キャッチを着けにくく感じることがあるので、ボールグラッパーやペンチなどがあると便利ですよ!
ホールが安定する期間は人によって異なりますが、分厚い軟骨部のため約3ヶ月~1年程かかります。
ロック(ルーク)にオススメの軟骨ピアス
ロックのファーストピアスのゲージ・形状
ファーストピアスは腫れてしまったときのことを考え、各々の耳の形状に合わせて8~10mm程度等、必ず余裕のある内径(シャフトの長さ)を選びましょう。
ロックは安定するのが難しい部位なのでストレートバーベルではなく、キャプティブビーズリング、バナナバーベル、サーキュラーバーベルなどのシャフト部分がまっすぐではないものを選びましょう。
ファーストピアスのオススメ例
オススメのバーベルとキャッチの組み合わせごとに、着脱のやりやすさなどの比較一例をご紹介します。
- ◆バナナバーベル・両側のキャッチが3mmボール
- ◆バナナバーベル・上を3mm・下は4mmボールにカスタム
- ◆キャプティブビーズリング(CBR)
- ◆ワンタッチセグメントリング
種類 | 良い点 | 注意点 |
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バナナバーベルは接続時が簡単。両側を小さい3mmキャッチにすることで重さとホールへの負担を軽減♪ | 狭い部位へのバナナバーベルのキャッチの着け外しは難しい。特に3mmボールは小さく、慣れていないと止めるのに少し手間取る場合がある。 |
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ニードルでの接続が簡単。上は小さい3mmボールのままでキャッチでホールへの負担を軽減し、下は4mmボールにすると回しやすい。 | 狭い部位でバナナバーベルのキャッチはとめにくい。両側3mmボールよりはほんの少し重さが出る。 |
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バナナバーベルよりも着脱とキャッチを止めるのが簡単。 | バナナベーベルに比べて、ピアッシング時の接続に失敗しないよう注意が必要。CBRのボールキャッチ自体とめるのが苦手な人は注意が必要。 |
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バナナバーベルやCBRよりはキャッチを止めるのが簡単。キャッチを止めるのが苦手な人や無くすのが心配な人にオススメ。 | ピアッシング時の接続に失敗しないよう少しだけ注意が必要。もし接続に失敗した場合、形状上シャフトの先端(ホールの入り口に触れる部分)が少し太く感じるため、差し込むときホールに引っ掛けて負担を掛けてしまう可能性がある。 |
…→ バナナバーベルタイプがオススメ
★ニードルとの接続が得意・ボールキャッチが苦手な人・ロックの部位の淵より下が狭い人
…→ CBR・リングタイプがオススメ
.
ニードルやピアスの扱いには慣れが必要な為あくまで参考程度ではありますが、自分に合ったものを選んでみてください。
※上記のピアッシングをしたスタッフはのちにワンタッチセグメントリングに変更しましたが、バナナバーベルの時よりも動いて痛みを感じたり調子崩しがちになってしまったのでバナナバーベルに戻しました。
ルーク(ロック)の洗い方や消毒方法は?
ロックのアフターケアはイヤー・ロブ(耳たぶ)と一緒で、1日1回洗ってに清潔にしましょう。
詳しい洗い方や消毒の頻度についてはこちら↓
ロックを開ける痛みについて
ロックピアスを開ける瞬間の痛みは?
ロックは軟骨部の中でも固い部位に当たり、セルフピアッシングに慣れている人でも苦戦して貫通させるまでに時間が掛かってしまうことが多いようです。
ピアッシングの痛みは、軟骨部の厚み・本人の痛みの感じ方の他に、ピアッシングする人のテクニックによっても変わってきます。
時間がかかると痛みを感じる時間が長なったり、腫れてくるとニードルが進めにくくなってしまい、痛みが増す可能性があります。
ただ、他の軟骨部に比べて出血が少なかったという人が多いようです。
ロックピアスを開けた後の痛みは?
先ほどご紹介した開ける手順のスタッフは、腫れるのが早くニードルを押し進めるのが痛くて時間が掛かりましたが、出血は少なくピアスを装着した後はまったく腫れませんでした。
じんじんとした鈍痛もなく過ごしていましたが、引っかけたことをきっかけに数日間腫れ、触ると痛い状態が続きました。
寝る時下敷きにたり、指などで引っ掛けなければ大きく問題は起きない人も居るようです。
セカンドピアスに替えられるのはかなり先になるので、それまでケア以外の時は触らないように気を付けて過ごしましょう。
ロックの痛みはどのくらい続くの?
開けた時や直後や痛くないものの遅れて鈍痛のような痛みや腫れが出る人もいます。
耳の頭側に近い部位はたまに頭痛やリンパの腫れとして影響を感じる人も…。
中には早い段階で排除が始まったり痛みが続き安定する兆しがみられず、すぐ閉じてしまうこともあるようです。
ロックは排除しやすい部位?よくあるトラブル
ロックは体質により早い段階で排除(体が異物を外に押し出す拒否反応)トラブルが起きて、ピアスが千切れるやすい部位です。
軟骨の淵とピアスの距離が徐々に移動して近くなり始めたら排除のはじまっていて、排除後はくぼみや色素沈着など、痕が残ることもあります。
対処法は、あまりにも端すぎる位置への穴あけを避けることと、重すぎるピアスを着けないことです。
また、排除やトラブルが起きてしまった場合はピアスの形状やサイズを変更して治まる場合もありますが、それでも治まらない場合は病院を受診する事をおすすめいたします。
ロックピアスを開けたあとは肉芽ができやすい?
先ほど開け方の項目でロックを開けたスタッフが7カ月ほど経過してからピアスホールを撮影した画像です。
開けてしばらくは腫れていたのが収まったこともあり、若干軟骨の淵に寄った状態のように見えますね。
小さな肉芽ができかけては治る状態を繰り返していて、たまに体液や少量の出血がありましたが、無事に安定しました。
ロックにキャッチがつけられない!ボールグラッパーって?
ロックの周囲がはくネジ式キャッチの付け替えを難しく感じる方も多い部位なので工夫が必要です!
①上のキャッチはボールグラッパーを使う!
ネイルが長くてバナナバーベルのキャッチが着けづらい時はボールグラッパーを使いましょう!
小さなネジキャッチを掴んでくれるピックアップツールで、指で他着け外しする時間と断然の差です!
②ペンチでシャフトを差し込んだりキャッチを閉める
バナナバーベルが動いてしまってうまく下から着けられない時はペンチを使いましょう!キャッチをきつく締める作業にも便利です♪
③ロックの上側を立体的なキャッチにしましょう!
小さく掴みにくいサイズよりも立体的なモチーフキャッチの方が回す動作が簡単です。

ボールグラッパーとは?ボディピアスのネジキャッチを着ける使い方
みなさんはボールグラッパーと呼ばれるツールをご存じでしょうか? ボディピアスを着けはじめて高確率でぶつかる特定の位置のキャッチが着...
ロックにおすすめのセカンドピアス
ホールが完成したら、サーキュラーバーベルにチャームを通したりキャッチを色違いに付け替えできます。
安定前に付け替えるとホール内を傷つけてしまったり完成を遅らせてしまうので、セカンドピアスに付け替えは必ずホールが安定してからにしましょう。
まとめ
ロックは複雑な軟骨部位なので、これらの事をしっかり理解してからピアッシングしましょう。
ホール完成まで時間はかかりますが、完成したらお洒落なピアスに付け替えて沢山楽しんでくださいね。
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