安全ピンでピアスホールを開ける?!痛みと危険性はある?
「安全ピンでピアスを開けた」という経験談を耳にされたことはありますか?
今回はどうして安全ピンでピアスを開けない方がよいのか痛みや危険性についてご説明していきます。
安全ピンでピアスホールを開けることは出来る?
結果から言うと、安全ピンを使って無理やり耳たぶに穴をあけることは可能です。
ただし、様々な危険性の方が多すぎるので絶対にやめておきましょう!
安全ピンは生活する上で身近にある物なので手軽に出来そうなイメージがありますが、もちろん穴あけの専用器具でないことや衛生面・素材や切れ味に問題があります。
安全ピンでピアスの穴を開けるデメリット
- 金属アレルギー反応を起こす素材製
- 切れ味が悪くピアッシングの痛みが強い
- 切れ味が悪くきれいな穴に仕上がらない
- 安全ピンで開けると安定するのが遅くなる
安全ピンのピアッシングは痛みが強い
ニードルなど専用ツールのように先端が鋭利ではない為、安全ピンを使用したピアッシングは痛みが強いそうです。
ピアッシングに時間が掛かかると痛みが増す上に肌に負担をかける可能性が高くなります。
安全ピンの穴あけは失敗する可能性が高い
安全ピンの穴あけ刺すというより力ずくで押し込むような形になってしまいます。
「ピアッサーの穴あけに失敗して針が途中で止まり、残りを無理やり押し込んで痛い思いをした」という状態と似ていますね。
開けられたとしてもホールがキレイに安定せず、失敗する恐れもあります。
安全ピンは火で炙るだけでは滅菌できない
通常ピアッシングの道具は、安全ピンを少し火であぶるだけでは完全に滅菌できません。
つまり、通常ピアッシングに使用する道具等よりもさらに衛生上気をつけなければいけないことが増えるということです。
衛生面の管理を怠ってしまうと、肌のトラブルに繋がる可能性が高いので細心の注意とリスクを負う可能性に関する知識が必要となってきます。
安全ピンで軟骨ピアスを開けるのは難しい?
ピサッサーやニードルとは違い、安全ピンは本来ピアッシング用に作られていない為、ピンが細かったり強度が弱いことがあります。
針の強度が弱いと力を込めると折れてしまう可能性もでてきます。
ニードルは先端が鋭利なので部位の厚みにもよりますが比較的にスッと刺さり時間も掛からない場合が多いようですが、安全ピンだと軟骨のような硬い部位は難易度が高く時間が掛かり、なかなかピンが貫通しないケースもあります。
安全ピンで軟骨ピアスを開けるリスク
●強度が弱く途中で曲がったり折れたりする可能性がある
●針先が鋭利ではないため軟骨の硬さに負けて貫通しきらない可能性がある
●ピアッシングに掛ける時間が長くなると、皮膚が腫れて硬くなり痛みが増す可能性が高い
●きれいなホールにならず、完成まで時間が掛かる
安全ピンで開けるとファーストピアス選びが難しい
安全ピンによるセルフピアッシングでは、開ける部位に着けたいファーストピアスの太さと形状を選ぶ必要が出てきます。
安全ピンもものによって太さがまちまちなので同じゲージのボディピアスを用意するのが難しいです。
都合の良い太さの安全ピンを用意した上でのピアッシングも手間がかかる上、非常に難しくトラブルの原因となりかねません。
※基本的に耳たぶ用のファーストピアスは通常16G(ゲージ)、軟骨ピアス用は14Gが良いとされています。
軟骨ピアスを開ける場合は事前にファーストピアスの選び方・素材などについても知識を得ておく方がよいでしょう。
安全ピンでピアスを開ける危険性について
安全ピンは金属アレルギー非対応の素材
記の項目で説明したように安全ピンを使用したピアッシングは、衛生管理が大変だったり難易度・リスクが高いのでおすすめできません。
最も重要なことは、安全ピンは通常のピアッシング器具やファーストピアス等に使用されている「医療用サージカルステンレス」や「純チタン」製ではないということです!
安全ピンによく使われているのは「真鍮(しんちゅう)」というもので、これは金属アレルギーを起こしやすいとされている素材です。
安全ピンをピアスの代わりにつけっぱなしにするのはNG!
安全ピンでピアッシングをした際、ファーストピアスの代わりにそのまま刺しっぱなしにしたという人のお話も耳にしますが、髪や服に引っ掛けたりトラブル引き起こす可能性が高くなるので絶対にやめておきましょう。
実際に安全ピンを使用してピアッシングを行いホールが炎症し、のちに金属アレルギー体質であることが発覚したという方もいます。
一度金属アレルギーを起こしてしまうと完治は難しく、その後ピアスを着けて生活することが難しくなってしまいます。
万が一、肌を傷つけたりホール部分に細菌が入って炎症・化膿した場合は放置せず病院に診察してもらうようにしましょう。
ピアスはピアッサーやニードルで開けよう!
余計な負担かけないためにもピアスの穴あけは基本的には専用のピアッサーやニードルを使うことを推奨します。
ピアッサーにはファーストピアスがセットされた状態で販売されているものが多く、素材も金属アレルギーを起こしにくいとされている「サージカルステンレス」や「純チタン」製のものがあるので、ファーストピアス選びに悩んだりする手間が省けます♪
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まとめ
安全ピンのピアッシングが危険な理由まとめ↓
安全ピンは切れ味が悪い→切れ味が悪いと穴あけに時間がかかる→時間がかかると余計な負担が増えて痛みが強い→きれいに穴が開けられない→安定するまで期間が長くなる+金属アレルギー発祥の原因になるかもしれない。
何を使って良いか迷っていたり不安に思う方は、専門の病院等に相談してから、使用するツールを判断するのも良いでしょう。
安全さを考慮した上でピアッシングを行うことで、ピアスをより快適に楽しむことが出来るので下に紹介しているピアッサーに関する記事もぜひ参考にして下さいね。