シリコンチューブをピアスホールのトラブルに使う方法
ピアスのトラブルやにホールキープに使えるシリコンチューブをご紹介致します!
※症状が酷い場合は無理はせず、お医者様と治療法のご相談をなさってください。
シリコンチューブとは?
シリコンチューブとは非金属の合成樹脂で作られた、中が空洞になったシリコーンゴム製のチューブです。
シリコンは日常生活のあらゆるところに使用されていてなじみ深いですが、元素材はなんと石から精製しているそうです。
“シリコンゴム?シリコーンゴム?と聞かれると正解はシリコーンゴムです。ですが通じますからどちらでも構いません。”
シリコンチューブが治療に使えるピアスホールの状態
- 炎症
- 化膿
- ケロイド
- 肉芽(しこり)
シリコンチューブを使用すれば、細菌感染による炎症や肉芽ができたピアスホールを塞がずに治療できます。
原因を取り除くには貴金属であるピアスを外して、挿入したシリコンチューブを輪っかにして細菌や膿を体外に排出しやすい状態を作ります。
シリコンチューブをつけたままにする期間はどのくらい?
温存治療を行うにはシリコンチューブをつけたまま生活する必要があり、期間は二週間から四週間ほどかかる場合や、二カ月程度かかることもあり症状により差があります。
これと同時に内服薬や外用薬(軟膏など)を服用し、症状を抑える治療を行っていくことで綺麗に改善する効果が見込めます。
“・対策
治療としては、安静を保つためにピアスホールにシリコンチューブを挿入し、2~4週間外さないようにしてピアスホールの傷が塞がるのを待ちます。細菌感染に対しては、はじめの数日間だけ抗生物質の内服薬や外用薬を使用します。(一部抜粋)”
シリコンチューブのゲージサイズ
太さは耳たぶに最適な18Gから軟骨にも使える16Gと14Gがあります。
シリコンチューブの結び方とカット方法
①リング状一つ結び(輪っか結び)
化膿するなどピアスホールの調子が悪くなってしまい休ませる目的なら、排膿しやすい①の輪っか状に結ぶのがおすすめです。
ホールの外までチューブが続いている方が汚れを排出しやすいため、余裕をもった長さに結んでください。
②ライン結び
ストレートバーベルのように前後を玉結びにする方法もあります。
こちらも①と同様に両側が結べるように余裕を持ってカットしてから結びます。※長く切りすぎるチューブの消費が早くなります。
③Oリングで固定
結ぶのが難しい場合や経済的にチューブを使っていきたい場合は、耳たぶの厚みより長めにカットして両端をOリングであ固定します。
※両側がシリコンキャッチタイプの拡張ホール用プラグのような使い方です。
④皮膚の厚みより長めにカットする
シリコンチューブでピアスの穴を目立たなくする方法で使いたい場合は、必要な長さにカットして穴に挿しておくことも可能です。
短めに切ってピアスの穴を隠す目的でも使えますが、短すぎるチューブを重度のトラブルが起きているホールに使用すると埋まってしまう恐れがありますので注意が必要です。
※開けたてのファーストピアスには使用不可
番外編:14Gチューブの中に糸を通して結ぶ
数週間以上着けたままにする予定がありほんの少しでもチューブを節約したい!という方は、チューブの中に長めの糸を通して結ぶこともできます。
①をやってみてチューブを結ぶのを難しく感じた方におすすめですが、糸を通せるのは14Gのチューブのみです。
シリコンチューブをピアスホールに着ける手順
1.ガイド無しの挿入方法
- ①シリコンチューブの先端を斜めにカットする
- ②先端にジェルや軟膏を塗る
- ③耳を軽く引っ張り短めに持って挿入
- ④そっと後ろ側から引っ張っる
この方法で挿入するのが難しい場合は次のガイドを使った方法をお試しください。
2.ファッションピアスを使った挿入方法
- ①後ろからファッションピアスを挿入
- ②ポストの先端にチューブをはめる
- ③ポストごとチューブを引き込む
- ④ガイドを抜いて完成
調子が悪くなっているピアスホールを何度ピアスを挿すと傷つけてしまう恐れがありますので、作業は慎重に行ってください。
※チューブの穴に通せるのは0.8mm前後の細い軸のピアスのみです。
シリコンチューブを外してピアスを着け直すコツ
ピアスに付け替える時は、シリコンチューブを抜いてしまう前にシリコンの先端に清潔なシャフトを着けてチューブ事装着すれば簡単に挿入することができます!
医師によるピアスのシリコンチューブ治療例
症状が酷い場合・発症からかなり時間が経過している場合・ご自身で傷つけないようにチューブを通すのが難しい場合は、無理をせず医師の治療を受けることをおすすめします。
病院であれば費用が掛かりますが医療用グレードのシリコンチューブ(シリコンリング)を使用して、外すタイミングも正しく判断していただけるでしょう。
ピアスのシリコンチューブ治療の料金は?
- 初診料:¥3,300
- 処置代:¥11,000
- 消毒液代:¥1,100
- 軟膏代:¥1,100
- シリコンチューブ代:¥1,100
※上記参考:ツツイ美容外科
- 初診料:¥3,300
- 麻酔代(必要な場合):¥1,650
- シリコンチューブ挿入料:¥5,500
※上記参考:小幡医院
しこりの切除や縫い合わせる処置をする治療費やお薬代の他に、その医院を初めて利用する場合は初診料も加算されます。
一定期間後にシリコンチューブを外す際も処置代がかかるため、症状により費用は差がでるようです。
金属アレルギー防止にも使える!
トラブルが起きてからだけではなく、金属アレルギーの防止目的やファッションピアスの軸部分のカバーとしても使えます!
細い軸のピアスを14Gのホールに着ける時の調整にも便利なので、是非試してみてください。
まとめ
何事も早めに対応することで症状が悪化することを防げますので、こんな方法もあるのを知っておくことが大切です。
ぜひ、便利なアイテムを取り入れて快適なピアスライフを送ってください。