ニードルで開ける時ファーストピアスはなんでもいいの?サイズと形状
ピアッサーでしかピアスを開けたことが無い方やファッションピアスしか使ったことが無い方が、初めてボディピアスのサイズや形状を選ぶのは意外と難しいですよね。
凛でも厚生労働省の認証を得たピアッシングニードルの販売を開始しており、これを機にニードルでセルフピアッシングをしてみたい!と思われた方も多いと思います。
下記でニードルのピアッシングでファーストピアスに使えるボディピアスの選び方をご紹介致します♪
基本的なファーストピアスの選び方って?
- 短すぎず長すぎない少し余裕がある内径
- 安静に過ごせるよう揺れたりしない形状
- 金属アレルギー対応素材(サージカルステンレスやチタン)
- 部位に適した形状(ストレートかカーブか)
このように、ホールを締め付けないサイズや皮膚トラブルを起こしにくい素材である必要があります。 安定する前のピアスホールは「固まっていないコンクリート」のように繊細な状態なので、いくら好きなデザインのピアスを選べる!といっても限度がありますので注意が必要です。
どうして大きすぎたり小さすぎるピアスはダメなの?
- 大きすぎると引っかけやすい
- リングピアスは動いてホールの負担になる
- 短すぎるとホールを圧迫して負担になる
- 細すぎると安定しずらい
理由はすべて安定が遅くなってしまう・綺麗にホールが完成しない可能性があるからです。
ネットや動画サイトであまりにも大きなサイズのリング系ピアスを使ったピアッシング動画がアップされていることがありますが、決して真似をなさらないようご注意ください。
ニードルで開ける場合のボディピアスの選び方
耳たぶから開ける場合のゲージの選び方
耳たぶを凛のニードルで開ける場合、太さは16G・14Gの2サイズから選ぶことが出来ます。
- 【16G】・・・ファッションピアスとボディピアスの両方を着けたい人・全てのホールを16Gで統一したい人
- 【14G】・・・ボディピアスだけを着ける予定の人、しっかり安定させたい人、全てのホールを14Gで統一させたい人
他社製なら18Gのニードルも存在しますが、18Gで安定させると急に14Gのボディピアスを着けたくなっても入りませんし、14Gで開けてファッションピアスを着けるとポストが斜めに下がってしまう可能性があります。
耳たぶから開ける場合の内径選び方
内径は開ける部分の厚みでかなり変わりますし、更に暫く腫れる人もいるため本来必要な長さ+2mmをおススメしています。
そのため、内径選びは個人差が出やすい為、このあとご紹介するサイズが当てはまらない方もいらっしゃる場合があることをご了承ください。
耳たぶの内径サイズについて、基本的な耳たぶ用ピアッサーには、日本人が一番多く使用する8mmという長さのポストが内蔵されているように、セルフの場合も8mmを選ばれる方が多いです。
ただし、稀に分厚い耳輪の人もいるので注意してください。
以上を踏まえて、具体的なおすすめをまとめました!揺れる可能性があるリングタイプは避けましょう。
こちらも動画サイトになど「開けて数日で大きなセカンドピアスに付け替えた」という内容がアップされていることがありますが、早期のトラブルの大多数が無理な付け替えなので、真似をしないでください。
耳たぶから開ける場合のピアスの形状の選び方
- 形状:ストレートバーベルまたはラブレットスタッド
- ゲージ(太さ):18・16G・14Gのいずれか
- 内径(長さ):腫れを考慮した8mm(厚みがある人は10mm)
- ボールサイズ:掴みやすい4mm
軟骨部位別:具体的なファーストピアスにおすすめの形状
それでは、有名な軟骨部位におすすめの形状の要点をまとめて紹介していきます!
軟骨部には皮膚内で変形したりしないようしっかりとした太さが必要なので、14Gまたは16Gでご案内いたします。
ヘリックスにオススメのファーストピアスの形状
ヘリックスは耳の一番外側のカーブに近い位置なので、目立つ半面引っかけやすい難点があるため大きすぎないシンプルなキャッチを選びましょう。
- 形状:ストレートバーベル
- ゲージ(太さ):16Gまたは14G
- 内径(長さ):腫れを考慮した8mm(厚みがある人は10mm)
- ボールサイズ:掴みやすい4mm
先ほども記載しましたが、ヘリックスは病院で12mmをすすめられた方もいるほど内径の差が出やすい部位ですので、出来れば計測してからご購入くださいね。
トラガスにオススメのファーストピアスの形状
トラガスの内側は狭いので、ボールキャッチのようなでっぱりのあるキャッチを選ぶと耳掃除の邪魔になったり、ホール内にキャッチが落ちるトラブルに繋がりやすいです。
- 形状:ラブレットスタッド
- ゲージ(太さ):16Gまたは14G
- 内径(長さ):腫れを考慮した8mm(厚みがある人は10mm)
- ボールサイズ:4mm(耳珠の面積が狭い人は3mm)
ケアしやすく後々つけっぱなしでイヤホンが使用できるようにしたい人は裏面が平らな形を選び、軟骨の面積が狭い人はゲージとモチーフサイズは小さい方を選ぶことができます。
インナーコンクにオススメのファーストピアスの形状
インナーコンクは大きく腫れやすくセカンドピアスに替えられるまで時間がかかる方が多いため、内径にはゆとりを持ちましょう。
また分泌液などが出やすい最初に時期に片側がフラットタイプを使うと細かく耳の裏側をケアするのが難しい可能性があります。
- 形状:ストレートバーベル(またはラブレットスタッド)
- ゲージ(太さ):16Gまたは14G
- 内径(長さ):8または10mm(軟骨部が分厚い人は10mm)
- ボールサイズ:4~5mm(耳の表側は大きめモチーフも可)
※これを書いているスタッフは内径10mmがキツく感じるほど腫れ、内径に余裕がなくなった時は痛みを感じました。
ダイスにオススメのファーストピアスの形状
ダイスは耳の奥まった位置なのでピッタリすぎる内径を選ぶとキャッチの着け外しが難しく、排除を防ぐためにカーブのかかった形状である必要があります。
- 形状:サーキュラーバーベルまたはCBR
- ゲージ(太さ):16Gまたは14G(14Gがおすすめ)
- 内径(長さ):10mm(周囲が狭い場合は8mm、広い場合は12mm)
- ボールサイズ:3~4mm
※これを書いているスタッフはサーキュラーバーベルの内径10mmを選び、キャッチの付け替えが楽に感じられて良かったです。
ロックにオススメのファーストピアスの形状
ロック(ルーク)も狭い位置なので、内径が短すぎると着け外しに苦戦しますし長すぎると耳輪脚(ロックの下の軟骨)に当たって邪魔です。
※内径の長さが短すぎない方がキャッチの着け替えも簡単です。
マーキングの際に深く位置設定した場合は長い内径が必要であることをふまえつつ、排除を防ぐためにカーブのかかった形状にしましょう。
- 形状:バナナバーベル
- ゲージ(太さ):16Gまたは14G
- 内径(長さ):8mm(6mmは短く10mmはかなり長いです)
- ボールサイズ:3~4mm(掴みやすいのは4mm)
※これを書いているスタッフは事前に、内径6mmの最初の着け外しに苦戦し数時間かかったというお声を複数聞いていたので8mmにしました。
インダストリアルにオススメのファーストピアスの形状
2つのホールを直線状に安定させるためにはインダストリアル用のロングバーベルを使用するのが良いでしょう。
長さは開ける位置や耳の大きさでかなり異なるため一概には言えませんが、ヘリックス同士だと30mm前後の方が多いようです。
- 形状:インダストリアル用ロングバーベル
- ゲージ(太さ):16Gまたは14G
- 内径(長さ):必要な長さにプラス2~3mm
- ボールサイズ:4~5mm
注意点長さに失敗すると着けられなかったりホールに負担を掛けてしまいます。計測するのが難しい場合はボディピアスの販売店にでスタッフさんに測ってもらいましょう!
まとめ
基本的に揺れたり動きやすいリングタイプや大きめのデザインですと、安定するのが遅くなる可能性があるためおすすめしていないことがお分かりいただけましたか?
今回ご紹介したものは平均的によく使用されているサイズであり、皮膚科の開ける距離や腫れやすさの個人差によって当てはまらない場合があることをご了承ください。
「私が開けたい部分は分厚いかも?」など、迷って決められない場合はピアスショップのスタッフさんに見てもらってください。