アンチトラガスピアスの開け方や痛み・安定するまでの基礎知識
今回はまだ開けている人口の少ない軟骨ピアス【アンチトラガス】の開け方や痛みについてのご紹介です!
アンチトラガスピアスとは?
アンチトラガスの位置(場所)はどこ?
アンチトラガスとは、トラガス(耳珠)の反対岸の軟骨部分(対耳珠)に開けるピアスのことです。
アンチとは英語で『反対』という意味で、耳たぶの上の隆起している位置です。
アンチトラガスの特徴は?
アンチトラガスはまだ軟骨ピアスの中では開けている人が少なく、安定させるのが難しいこともあり開けている人も多くない部位です。
耳たぶ周囲の面積が広い方は開けていると存在感が出せますよ。
耳の形によっては開けるのが難しい人もいるので自分の耳の形をしっかり知っておく事が必要です。
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アンチトラガスとトラガスとの違いは?
トラガスはストレートとリングピアスのどちらも使用しても構いませんが、アンチトラガスは排除を防ぐためにバナナバーベルかリングなどのカーブした形状が合っています。
また、トラガスはラブレットスタッドをイヤホンの併用が可能ですが、アンチトラガスはイヤホンの使用に使用をきたすと感じる方が多いようです。
アンチトラガスを開ける方法
自分で開ける方法
- ニードルを使用
- バナナバーベルがおすすめ
- ニードル+ファーストピアス+軟膏+消毒液などが必要
- 不備の内容に事前の用意が必要
- 費用:約¥2,000-程度
また、ニードルの扱いやニードルからピアスへの接続にも慣れていないと難しい部位ですのでピアッシングスタジオで開けてもらう事をおすすめします。
病院・美容外科で開けてもらう方法
- 基本的にニードルの施術
- ジュエリーはバナナバーベルまたはリング
- 料金:約¥4,500~¥16,500
- 麻酔アリ
- 薬(抗生物質または軟膏)の処方アリ
ニードルの施術が必要な軟骨部位は病院によって対応していない場合がありますので、事前の確認をおすすめします。
普段イヤホンを使用される方は位置により使用し辛くなる可能性があるので、事前にどのあたりに開けるか目星をつけておいて病院では自分の意思を明確に伝えられるようにしておきましょう。
アンチトラガスは軟骨の中でもマイナーな部位なので、諸費用+ピアス代+お薬代などを含めると¥10,000-程度かかるクリニックが多いようです。
ピアススタジオで開けてもらう方法
- 基本的にニードルの施術
- ジュエリーはバナナバーベル
- 料金:約¥9,000~¥11,000
- 麻酔不可
- 薬の処方不可
ピアススタジオは基本的にニードルの施術とバナナバーベルの使用になるお店が多いでしょう。
医療機関では無い為局所麻酔の使用と抗生物質など薬の処方がありません。
ピアッサーでアンチトラガスは開けられる?
結論からいうと、アンチトラガスをピアッサーで開けるのはやめておきましょう!
アンチトラガスは腫れが酷く安定に時間がかかる可能性が高い部位なので、ピアッシングの時点で負担を小さく綺麗に開けておく必要があります。
ピアッサーは皮膚を押しつぶして開ける構造で、内蔵されているピアスの内径では足りないのでアンチトラガスには不向きです。
アンチトラガスの開け方
- ニードル
- ファーストピアス
- 消毒液(拭き取り用アルコール)
- 軟膏(チューブタイプがおすすめ)
- 消しゴムかコルク
- マーキングペン(またはアイライナー)
- 鏡
※ファーストピアスや消しゴムは事前に消毒を行なって下さい。
★ボディピアス凛では「はじめてのニードル」という指定管理医療機器の認証を取得した、日本製のオリジナルピアッシング用ニードルを販売しております!
ニードルでアンチトラガスを開ける手順
手順とポイント | |
STEP1 | 消毒後に開けたい位置にペンで印をつけます。 ※触ってみて軟骨がある部分かをしっかり確認し、軟骨の縁から5mm以上内側にマーキングして下さい。 |
STEP2 | 位置が決まったら先端から中にしっかり軟膏を詰めて、ニードルを刺します。 ※皮膚に対し垂直になっているか確認しながらさしましょう。 |
STEP3 | 角度に問題が無ければ、貫通させる側に消しゴムを当ててニードルを押し進めます。 ※気持ちカーブを描くように深めに開けます。 |
STEP4 | 音や感触で貫通したことがわかったら、ニードルのお尻側を皮膚のギリギリまで刺し進めておきます。 ※お尻側は貫通する手前で留めてください! |
STEP5 | ニードルの穴にファーストピアスのシャフトをあてがって、キャッチごと押しながらニードルを引き抜きます。 ※途中でシャフトがニードルから離れないように注意しましょう! |
STEP6 | ホールにファーストピアスが装着され、キャッチをしめれば成功です! |
アンチトラガスのファーストピアスのゲージ・内径
上記にも少し述べたようにアンチトラガスは大きく腫れることが多いです。
内径8~10mmでも腫れてギリギリになった方もいるようなので、自分の軟骨の厚み+3~5mm程度長いファーストピアスを使用する事をオススメします。
形状はバナナバーベルがオススメですが、ニードルとの接続が苦手な方や軟骨部分がしっかり隆起している方はストレートバーベルを使用することも可能です。
素材はサージカルステンレスがオススメ!
先ほども記載したように、アンチトラガスは安定するまで丁寧にピアスホールを育てていかなければいけない位置です。
安静・清潔に保ち金属アレルギーの心配の少ないサージカルステンレス製やチタン製素材のボディピアスを着けましょう。
アンチトラガスのアフターケアや消毒
アンチトラガスも他の軟骨の部位と変わらず一日一回洗浄して清潔にすることです。
消毒は必要な時のみで毎日しなくてOKです!詳しい洗い方や注意点はこちらの記事を参考にしてみてください。
アンチトラガスの違和感、痛み、トラブル
アンチトラガスを開ける時の痛みは?
軟骨部はスムーズに開けられた場合痛みは思ったより強くなかったと感じるかもしれませんが、対耳珠は固くて厚みがある方が多いのでセルフピアッシングでササッと開けるのは難しいかもしれません。
また、開けてから数日間は大きく腫れることが多く、腫れによる痛みを感じる人も多いです。
開けた後の痛みはどのくらい?痛みを和らげるには?
腫れた部分が熱をもちホールの周りだけでなく耳の裏もジンジンと痛む事があります。
腫れが引くにつれ痛みも治ますので、おおよそ7日~10日ほどは特に安静に過ごしましょう。
痛みがひどい場合はホールの周りや耳の裏をタオルにくるんだ保冷剤を当てて冷やし、ひどい場合は鎮痛剤を使用してもよいでしょう。
アンチトラガスは大きく腫れるので注意
シャフトが埋まりそうなほど腫れて痛むならシャフトの長さが足りていない可能性があります。
あまりに締め付けが酷い場合はキャッチが埋まってしまうこともあるので、長さに余裕のあるピアスへの付け替えが必要です。
また、引っ掛けると痛いので極力シンプルなバナナバーベルを選びましょう。
ピアスホールの完成期間
アンチトラガスの完成期間は個人差がありますが、早くても半年〜一年近くかかります。
腫れやすく調子も悪くなりやすい部位なので、油断せず他の部位より長めにファーストピアスをつけっぱなしにしておくことをおすすめします。
安定するまでイヤホンを使わないように注意
アンチトラガスが安定すればイヤホンを使用することも可能です。
ただしつけっぱなし期間に使用してしまうと安定しにくくなってしまうので、しばらくは開けた方の耳の使用は控えましょう。
また、極力シンプルで邪魔になりにくいピアスを選びお手持ちのイヤホンとの相性も確認しておく必要があります。
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アンチトラガスにおすすめのボディピアス
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定番はバナナバーベルですが、安定すればCBRやサーキュラーも着けることが出来ます!
またキャッチをカスタマイズしたスパイラルを使用するとインパクトのあるコーディネートになりますよ♪
まとめ
開ける角度やピアッシング後の安定期間に注意が必要な部位のようですね。
マイナーだからこそ開けていると一風変わった耳コーデが作れるので、耳の形状を踏まえて検討するのもいかがでしょうか?