イヤホンは軟骨ピアスの邪魔にならない?ピアスを着けたままでも使える種類
トラガスやインナーコンクにピアスを開けたいけど、開けたらイヤホンが使えないかも?
そんな疑問があって新たに軟骨ピアスを増やすのをためらっている方の参考になるように、「イヤホンの形状(種類)は何を選べばいいのか」凛のスタッフが使用している種類と共にご紹介します。
軟骨ピアスをつけっぱなしでイヤホンは使えるの?
結果から言うと、軟骨ピアスを着けたままでもイヤホンは使えます!
ただし、着けているボディピアスのデザインや開けている位置とイヤホンの種類によって人それぞれ使用感は変わってきます。
ピアスとイヤホンを着けたまま運動すると取れやすい?
トラガスとインナーコンクを開けているスタッフは、運動する時は引っかかったりする可能性が低いボディピアスを着けています。
そのため、Airpodsを着けたままでも邪魔にならなかったそうですが、SNSで調べるとランニングの際にイヤホンが取れやすいと悩んでいる方もいるようです。
イヤホンやヘッドフォンと軟骨ピアスの位置関係
まず、近年定番のイヤホンの形状の違いですが、有線無線を除いて大きく分けると、耳の穴に挿入するイヤーピース(耳栓部分)の有無やイヤーフック付きかなどがあります。
- インナーイヤー型(開放型)
- カナル型(密閉型)
- イヤーフック付きカナル型
- その他・ヘッドフォン等
インナーイヤー型イヤホンと軟骨ピアスの位置
インナーイヤー型と言われる、装着面がフラット(耳栓のような部品がない)なタイプは最も定番の形状です。
耳の奥に入れ込むパーツが無く、耳の穴付近の形がイヤーピースと合いにくい場合や圧迫感を避けたい方はコチラを選ばれるそうです。
これは耳甲介(じこうかい)という部分に密着して着けるタイプなので、複数の軟骨ピアスの位置と接触する可能性があります。
カナル型イヤホンと軟骨ピアスの位置
カナル型とはいわゆる耳栓のような形のイヤーピースを耳孔の奥まで挿し込んで装着するタイプです。
密閉型とも呼ばれ、穴の内側にシリコンキャップが密着するためトラガスに着けているピアスによっては圧迫された状態になります。
また、こちらも外観のデザインによってインナーコンクやダイスと接触しやすい場合があります。
イヤーフック付きカナル型イヤホンと軟骨ピアスの位置
先ほどと同じ形状のものにイヤーフックがプラスされているデザインです。
イヤーフックはロックやダイスを開ける部分を内側から外に向かって密着させる形状と、ランニング向け製品のように耳の上からハンガーのように引っかけて使用するものがあります。
ぴったりと支えてくれるメリットがありますが、アンテナヘリクスや眼鏡を掛けている場合などに接触する恐れがあります。
ヘッドホンと軟骨ピアスの位置
ヘッドホンは頭部の上からカチューシャを着けたようなデザインで、耳全体をクッション付きの部品で挟む形で装着します。
デザインによって広範囲で耳全体を圧迫する形になりますので、インダストリアルやヘリックスなど外耳部分に開けているピアスが接触しやすくなります。
また、耳や頭が痛くならないようにイヤーカップのサイズが合ったものを選ぶ必要があるそうです。
軟骨ピアスユーザーが使っているイヤホンはどの種類?
凛のX(旧Twitter)で、インナーコンク、トラガス、ダイス、アンチトラガス等耳の穴の周囲のいずれかに軟骨ピアスを開けている方に限定し、実際に使用されているイヤホンの形状はどれかアンケートをとってみました。
【アンケート】トラガス、インナーコンク、ダイス、アンチトラガスなど、耳の穴の周囲に軟骨ピアスを開けている方に質問です!🙋♀️
普段使っているイヤホンの種類はどれですか?🎵
有線無線は問わず、耳の穴に接する部分がどのタイプかをお聞きしたいです🤔
是非ご参加ください~🙏#ボディピアス #凛— 凛ボディピアス (@rin_bodypierce) March 28, 2023
結果、耳栓タイプのカナル型イヤホンの方が多い結果となりました。
軟骨ピアスが多いスタッフが使っているイヤホン
実際にピアスのホール数が多いスタッフがイヤホンを着けた使用感をまとめてみました。
※基本的にイヤホンの使用は、ピアスホールが完全に安定してからの使用を推奨しておりますので、ピアッシング直後の使用は避けてください。軟骨ピアスについて経験豊富なスタッフの例となります。
ダイスとトラガスが開いている耳×イヤーフック付きイヤホン
こちらのスタッフはトラガスにラブレットスタッド、ダイスにサーキュラーバーベル(内径10mm)を着用しています。
使用しているのはイヤーフック付きのカナル型(左右が線で繋がっている)で、ロックとダイスを開ける部分にフックが密着している状態ですが、問題なく使用できました。
ただ、写真のグリーンのタイプは耳から出た部分にピアスが接触することがあったため、現在は画像右下のシンプルなカナル型イヤホンに変更しています。
アンチトラガスとダイスが開いている耳×カナル型イヤホン
トラガス2個、ダイス、アンチトラガス、6Gに拡張したインナーコンクが開いているスタッフも、耳栓タイプのカナル型イヤホンなら問題なく使えているそうです。
トラガス2個のシャフトが内側から押し出された状態になりますが、裏側が平らなデザインの軟骨ピアスを着けているので痛みやトラブルは起きません。(キャッチに多少接触する可能性があります)
ただ、インナーイヤー型は取れやすかったそうです。
ヴァーティカルインダストリアルが開いている耳×カナル型イヤホン
縦のインナーコンク同士という珍しいインダストリアルやトラガス、スナッグが開いているお耳のスタッフも、左右一体型のカナル型イヤホンなら問題なく使えるそうです。
このように計算して配置されたピアスホールなら問題ないようです。
アウターコンクとトラガスに繋がったチェーンの上からイヤホンを装着しています。
※イヤホンの上にチェーンくると当たってカシャカシャ音がする可能性がありますのでご注意ください。
イヤホンの邪魔にならないボディピアス
シンプルなデザインやつるんと引っ掛かりの少ないデザインのボディピアスに替えることで、イヤホンに当たって外れやすくなることを軽減できます。
ひっかかりの無いワンタッチセグメントリング
つるんと引っ掛かりの無いリングタイプならイヤホンの着け外しの時も邪魔になりにくいです。
裏面がでっぱならないラブレットスタッド
アンチトラガスをストレートバーベルで安定させている人やトラガスの後ろ側は、平らなフラットタイプにすればスッキリしますよ。
シンプルなストレートバーベル
ボールキャッチのサイズを小さめに変えてみるのも効果的ですので、試してみてください。
今からピアスを開ける人がイヤホンのために気を付けること
- ピアスホールの配置を計算して開ける
- 着けるボディピアスの形状を工夫する
- ピアスのキャッチやモチーフを小さくする
- 耳の形にあったイヤホンを選ぶ
これからインナーコンク・スナッグ・アンチトラガスなど耳甲付近にピアスを開ける予定の方でイヤホンユーザーは、最初から着けても問題ない位置にピアッシングしましょう。
イメージしにくい場合は”イヤホンを着けたままマーキング”するとよいですよ。
インナーコンクの記事で、おすすめの位置の決め方についてご紹介しております↓
まとめ
耳孔(穴)付近に軟骨ピアスをたくさん着用しているスタッフは開ける位置を事前に計算しているため、耳の穴の奥まで挿し込めるカナル型イヤホンを問題なく使用できているという結果でした。
ボディピアスの形状とイヤホンの種類が自分に合ったものを選ぶことで取れやすさを軽減できます。
ヘッドフォンを使用する場合はイヤーパッドのサイズが合ったものを選んだり、ピアスでパッドがボロボロになってしまった場合は交換する必要性が出てくるようです。
イヤホンの試用ができる家電量販店で、ご自身の耳の形に合うものを探してみるのも良いかと思います。