ボディピアス本体の臭いにおいを消すには?煮沸消毒とピアスのお手入れ
ボディピアスデビューしたばかりで、ボディピアスの手入れのやり方は知らないという方のために!
ピアスの汚れの落とし方・煮沸消毒のやり方をご紹介していきます。
ピアスホールが臭い原因とは?
手入れを怠ったボディピアスとピアスホールは不快な臭いが発生するので、特に夏は注意が必要です。
ピアスが臭い理由1:皮脂
ピアスホールのにおいの原因で一番多いのは「皮脂」です。
耳の周囲も毎日汗をかき皮脂汚れが発生し、皮膚の表面やピアスホールや付着します。
不快な臭いが発生しやすいことを知らずにピアスホールを開けて、外したボディピアスやホールを触った指の臭いをかいでショックを受けた人も多いのではないでしょうか?
ピアスが臭い理由2:雑菌
次に多いのはボディピアスとホール内に付着したシャンプー等のすすぎ残しに繁殖した雑菌です。
耳は形状上、丁寧に洗わないと洗い残しが起きやすいパーツなので、そこにボディピアスが付いていれば皮脂と一緒に石鹸なども残りやすくなってしまいます。
ピアスが臭い理由3:分泌液や膿
分泌液が出ている場合、ホールの周囲やピアスにこびりつきやすく、膿からもにおいが発生しやすくなります!
膿が溜まった状態を放っておくのも悪化したり感染症の原因となりますので、清潔に保てるよう丁寧に洗い流しましょう。
ピアスが臭い理由4:粉瘤(アテローム)
粉瘤(ふんりゅう/アテローム)はピアスホールを閉じる最中についた傷等に新しい皮膚を作るのですが、その過程で古い皮膚などを巻き込んだ状態です。
分泌物や膿などが溜まると丸く大きなしこりのようになり、潰すと嫌な臭いを放つそうです。
友達薬で治療を受けていましたが、1㎝未満とで大きくなかったことと潰してしまうと激臭という情報を聞き、絶対に手術したほうがよいと思い手術を希望しました。
局部麻酔有りの日帰り手術で手術にかかる時間は1時間程度。
診察は皮膚科に行きました。
しこりが大きくなってしまうと病院でのステロイド薬治療や切除が必要な状態となりますので、粉瘤を作らないためにもケアは欠かさずやりましょう!
ボディピアスはどうして汚れが付くの?
ボディピアスのメリットはつけっぱなしにできることですが、その分落としきれていない汚れが残りやすいです。
垢(皮脂・汗)の他に洗顔料やシャンプーもすすぎ残しが入りやすく、ボディピアスとホール内の汚れの原因となります。
ボディピアスの滅菌とは?
殺菌・滅菌・消毒の違い
- 滅菌…有害性のある糸状菌、細菌、ウイルス・カビなどの多くの微生物を死滅させること。
- 殺菌…有害・無害を問わず、増殖性を持つあらゆる微生物等を完全に除去すること。(食中毒を起こすようなものは除去できるが、HIVウイルスなど除去できないものもある)
- 消毒…病原性微生物を死滅、または除去させて感染の危険を失くすこと。
消毒<殺菌<滅菌の順で、滅菌が一番強力な方法となります。
メスなどの医療用具の滅菌にはオートクレーブ(別名:高圧蒸気滅菌器)と呼ばれる機械を使用するよう指定されています。
滅菌できるボディピアスの素材は?
ご家庭でできる殺菌方法に煮沸消毒という方法がありますが、避けたほうが良い素材があります。
樹脂(レジン)や真鍮(しんちゅう)・合金等の素材やカラーメッキコーティングが施されているピアスは熱に弱く、変形・変色メッキがはがれやすくなる可能性があります。
シャフト部分は熱に強い素材でもモチーフの部分は違うという場合がありますので、サージカルステンレス以外の素材のモノ(ジュエル等のモチーフ付き、メッキコーティングのもの)は注意しましょう。
素材の種類 | 煮沸消毒の可否 | |
金属ムク (装飾無し) |
サージカルステンレスやチタン等全て熱処理可能な金属素材で出来ているもの(金属無垢):煮沸消毒可能〇 | |
金属素材 +装飾有り |
①金属素材にジェムが付き:煮沸消毒〇 ②トップだけ素材が違う場合:ステンレス製のシャフトのみ:煮沸消毒〇 ※いずれも雑貨屋等販売の安価なピアスは不可 |
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金属素材 +カラーメッキ |
金属素材であっても全体にカラーメッキコーティングが施されているもの:煮沸消毒× | |
アクリル樹脂 |
熱に弱いアクリル素材:煮沸消毒× | |
合金・ 樹脂(レジン) |
基本的にお風呂で外したほうが良いもの、合金素材のファッションピアス、レジン(樹脂)素材、キュービックジルコニア等のジュエルが含まれるもの:煮沸消毒× |
こちらはサージカルステンレス製ですが、ジュエルがついているのでお手入れはふき取りがオススメ!
キャッチが外せる場合、シャフトは煮沸消毒できるものもあります。
こちらはシルバー以外はカラーメッキ加工のため、煮沸消毒よりもふき取りのお手入れがオススメです。
ぬるま湯を着けた布等でふき取りましょう。
オススメのボディピアスのお手入れの方法
ボディピアスの煮沸消毒のやり方
- 鍋にたっぷりのお湯を入れ沸騰させ、キャッチとシャフトを外した状態のボディピアスを入れて約~10分程煮ます。
- ざるか清潔なタオルの上などに取り出し冷ましてから、自然乾燥させましょう。※不潔なタオル等でふき取ってはいけません。
- 注意点は、100℃のお湯で行うこと、ピアスの素材には注意すること、サージカルステンレスであっても5~10分を超えてやりすぎないこと。
この間ピアス煮沸してたら溶かして、その時使ってたボールと、ピアス1個、キャッチ1個ダメにした悲しい買ったばっかりだったしお気に入りだったのに
— 鹿梛芽 (@deer_4121) May 14, 2019
オスバン液(アルコール等)に浸け置き消毒する手順
- 小皿や小さめの容器にオスバン液を入れ、キャッチとシャフト外してを説明書の通りに浸けておく。
- 洗い流して布でふき取る。
※カラーコーティングや特殊な装飾があるタイプはこの着け置きには不向きです!
ボディピアスを布で拭き取る(最低限のお手入れ)
- 煮沸も面倒だし消毒液やアルコールも無い!という人は柔らかい布で汚れをふき取りましょう。
- できればアルコールシート(コットンを使い消毒ジェルも可)などでふき取ったほうが臭いが除去できます。
みんながやっているお手入れの方法は?
先ほどご紹介した方法は週に一回やるのが理想ですが、実はボディピアスユーザーの人でもこの方法と頻度を厳守し続けている人はなかなかいません。
実際のピアスユーザーさんは忘れがちになってしまったり面倒に感じてしまう人が多いようです。
ボディピアスの臭いや汚れを防ぐ方法
①お風呂でピアスホールの洗浄を丁寧に!
ケアの際は適当に済ませず、シャワーを十分に当ててキャッチの隙間などを丁寧に洗い流しましょう。
順番はシャンプーなどを済ませたあとに洗うのがおすすめです。
②ボディピアスの素材をサージカルステンレス製に替える
樹脂・アクリル製のボディピアスを使用している場合、実はそれらの素材は目に見えない細かい傷が多く、汚れや雑菌が付着しやすいのです。
汚れが付きにくく変色にしくいとされているサージカルステンレス素材であればお手入れも簡単です。
③定期的にボディピアスを外して消毒をする
先ほどいくつか手入れ方法をご紹介しましたが、やはり定期的にやっていただきたいのは煮沸消毒or浸け置き消毒です!
消毒液やジェルはあくまで見える汚れを落とし臭いを軽減程度の効果で滅菌しているとはいえませんので、できれば定期的なお手入れに加えて頂きたいです。
ホール数が多い人は外す機会がだんだん減ってくると思いますが、たまにすべて外して耳を洗うと爽快ですよ!
ボディピアスを煮沸消毒するメリット
ピアスホールが長期間安定せず炎症を起こしたり分泌液などが出ている場合、原因はピアスのサイズか体質に合っていない他に、ホールに雑菌が繁殖している場合があります。
ホールをよく洗浄をした上でボディピアスを消毒し、一度清潔な状態に戻せば症状が改善される可能性があります。
ピアスが臭くなる頻度が高くなってきたら?
お手持ちのシャフトがかなり古い物であったり、表面のコーティングが劣化してきている場合はシャフトそのものを買い替えた方がよいでしょう。
その際もサージカルステンレスた純チタン素材を選びましょう。
まとめ
煮沸消毒は面倒くさい!という人は、週末などに一度、ボディピアスをすべて外して消毒液に浸けている間にお風呂に入ってホールを清潔にするところからはじめましょう!
快適なボディピアスライフを送るためにみなさんがんばりましょう♪