ボディピアス・バーティカルトラガスの開け方や安定・排除について
ボディピアスの開け方として人気上位の「トラガス」はみなさんも聞いたことのある部位かと思いますが、軟骨ピアスの中でも「バーティカルトラガス」という名称はご存知でしょうか?
今回はバーティカルトラガスの基礎知識についてご紹介したいと思います。
バーティカルトラガスとは?
バーティカルトラガスのバーティカルの意味は?
まず「トラガス」は耳の顔側の三角の軟骨部(耳珠)に開けるピアッシングで、「バーティカルトラガス」はその位置よりも顔側寄りの表皮に縦向きに開けるスタイルのことをいいます。
バーティカル(vertical)とは”垂直の” ”縦の”という意味で、同じく縦に開けるスタイルの「バーティカルインダストリアル」という名称はご存知の方もいらっしゃると思います。
※ヴァーティカルトラガスと表記されている場合もあります。
反対に横に開けるホリゾンタルタンなどのホリゾンタル(horizontal)は”水平の”という意味になります。
トラガスとバーティカルトラガスの違いって?
トラガスは分厚い軟骨部である耳珠を貫通させるピアッシングで、主にファーストピアスにはCBRなどのリング状や片面がフラットなラブレットスタッドというボディピアスが使われます。
それに比べバーティカルトラガスはアイブロウやアイリッド等と同じく、反対側に貫通させず皮膚の表皮に開けるサーフェイスピアッシングで、バナナバーベルやサーフェイスバーベルが使用されます。
ピアスホールを増やしていく中で最初の方に開ける人は少ない部位で、今もキレイに安定した状態で開けている人はボディピアス上級者の方が多い傾向にあるようです。
バーティカルトラガスの開け方は?
バーティカルトラガスは、ニードルのピアッシングに慣れていないと少し難易度の高い部位となります。
トラブルを避けるためにも対応可能な病院等で開けてもらうことをおすすめします。
セルフで開ける場合、ピアッサーであけることはできないため、ニードル又はカヌラニードルを使用します。
下記ではセルフピアッシングの方法をご紹介します。
用意するもの
- ニードル
- ファーストピアス
- マジックペン(またはアイライナー)
- 消毒液
- 軟膏(チューブタイプのが◎)
- 清潔な容器
- 鏡)
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ニードルでバーティカルトラガスを開ける手順
※画像はイメージです。
手順 | ポイント&注意点 | |
1 | 開けたい位置にマジックかアイライナーで印をつけます。 | 正面や横など違う角度からもバランスを確認し、ファーストピアスを当てがってシャフトの長さも丁度よいか確認しましょう。 |
2 | ニードルの先端を軟膏のチューブに入れ、内側と外側に軟膏が付いた状態を作ります。 | 筒の中を伝って血が垂れることを防ぐためです。 |
3 | 位置が決まったらニードルを刺します。 | 皮膚をつまんだり離したりを繰り返すと深く刺さったところと浅いところが出来てしまうので注意が必要です。 |
4 | 貫通したら、角度や深さが希望通りか確認します。 | もう一度ファーストピアスを横に当てて貫通した長さとシャフトの長さが予定通りか確認しておきましょう。 |
5 | ニードルの穴にファーストピアスのシャフトをあてがい、キャッチを押しながらニードルを引き抜きます。 | 接続失敗を防ぐため、シャフトがニードルから抜けないよう注意しましょう! |
6 | ホールにファーストピアスを装着し、キャッチをしめれば完成です。 | バナナバーベルは慣れていないとキャッチをしめにくい場合はペンチやゴム手袋、ボールグラッパーを用意しておきましょう。 |
※ピアッシング前に、清潔な容器に消毒液・ファーストピアス等を入れ消毒します。
※貫通する側にニードルを当てられない場合は、周囲の皮膚を抑えるかつまんでニードルに皮膚が引っ張られないよう痛みを軽減しましょう。
サーフェイスピアッシングの注意点
皮膚表面に開けるサーフェイスピアッシングの注意点は、浅いところと深いところが出来ないよう真っ直ぐ深さが均等になるようにニードルを進めることです。
アイブロウやリストに開ける際は、クリップなどで開ける位置の両外側を摘まんでおき、刺したところとニードルが貫通した先の皮膚の深さが均等になるようにします。
しかしバーティカルトラガスの部位はクリップ挟むことが難しいので、指で摘まむ場合はニードルを刺してから深さや角度がブレないよう注意が必要です。
ホールの距離が極端に短かったり浅く開けすぎると排除の可能性が高まり、深く開けすぎるとホールの距離も長くなり安定に時間がかかりますし、長いシャフトのファーストピアスが必要となります。
バーティカルトラガスのファーストピアスは?
バーティカルトラガスのファーストピアスには、シャフトの長さが10mm~14mmのバナナバーベルか専用のサーフェイスバーベルをおすすめします。
耳の大きさやバランスには個人差があるため好みで内径を長めに開けることも可能ですが、長くしすぎるとピアスが重くなりホールに負担がかかります。
ボールの大きさは3mmだと軽くホールへの負担も少なく済みますが、キャッチが小さいと留めにくいので4mmもおすすめです。
バーティカルトラガスのアフターケア
通常のピアッシング後のアフターケアと同じく最低一日一回お風呂の際などに洗浄し、清潔に保ちましょう。
トラガスよりも顔側に近いので洗顔の際に周囲を強く引っ張ったり指をピアスに引っ掛けてしまうと痛みが生じトラブルの原因にもなります。
暫くの間、周囲の洗浄はやさしく行いましょう。
バーティカルトラガスの排除って?
サーフェイスピアッシングの注意点でもお話しましたが、バーティカルトラガスは排除率が非常に高い部位になります。
どうしても個人差があるため、角度などをうまく開けられた人でも体質により数か月で排除が進行し、完全に排除される前にホールを塞いだという人も多くいるようです。
開ける難易度も高めですが、それよりも開けたあとをどう過ごすかが出来るだけ排除を防ぐ重要なポイントです。
バーティカルトラガス風、トラガスの2連ツインズもオススメ!
バーティカルトラガスをうまく開けれるか心配、長く安定させる自信がない方にはトラガス二連のツインズ(Twins)もオススメ!
こちらは通常の三角の軟骨部位に開けるトラガスを二つ開けたスタイルで、ジュエルやコーンを並ばせるととても可愛いですよ!
バーティカルトラガスの位置よりは軟骨の端の位置になりますが、自分の耳のホールのバランスに合いそうな方は開ける候補に入れてみるのはいかがでしょうか?
トラガスの開け方はこちらの記事を参考にしてください♪
まとめ
ネットで検索してもまだまだ情報の少ないバーティカルトラガスのご紹介をしましたがいかがでしたか?
開けた後のトラブルを防ぐためにも、ピアッシングの注意点などを十分考慮しながら開けてくださいね。
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